- 出演者
- 島本真衣 大下容子 佐々木亮太 斎藤康貴 林美沙希 林美桜 水越祐一 増田ユリヤ 田中道昭
参議院選挙の結果、参議院でも与党が過半数割れとなって初めての国会論戦が行われている。石破総理大臣に野党はどのように対峙しているのか、国会記者会館から中継。立憲民主党・野田代表は日米の関税協議で合意文書がないことについて「他の国では作っているところもある」などと批判。立憲は自民党が選挙で訴えた現金2万円給付を実行するかどうか改めてただしたが、石破首相は各党との議論を行う考えを示した上で「できないものを主張しても仕方ない」と述べた。国民民主党・玉木代表は「いつまで総理は続投するのか」とただし、石破首相は関税対応などをあげ「国難の突破が一日も早くできるよう努力する。それがいつなのか断定できない」と述べた。訪米については「政府内で検討する」と答弁した。
AIG全英女子オープンゴルフで山下美夢有が海外メジャー初優勝。日本人2人目となる全英制覇を果たした。2位には勝みなみが入っている。
鈴木静扶さんは太平洋戦争末期の1945年、愛知県岡崎市の羽根国民学校に通学。当時体育の授業は敵と戦う技術を磨く訓練だった。地域は度重なる空襲に見舞われ、通っていた学校も焼失。一緒にいた1年生の男の子がアメリカ軍機からの機銃掃射で亡くなった。ANNは取材の過程で鈴木さんが学校焼失後に通った岡崎国民学校の学校日誌を発見。「決戦教育」など訓練の記録が残されていた。全国の学校日誌を研究する学習院大学・斉藤利彦名誉教授は「最後には上陸するアメリカ軍と本土決戦を行い勝つ、だから薙刀だ竹やりだという話になるが児童にそんなことできるか」などと話した。子どもたちを少年兵に志願させていたことなども記されていた。終戦の日、「終戦を告げる玉音放送があった」と追日されたあとがあった。その後は軍事教育に関する記述がなくなり、「自由研究」などの文字もみられるようになる。
労使などで行う最低賃金の引き上げの目安を決める議論の7回目が始まった。結論が7回目まで持ち越されるのは44年ぶり。関係者によると現在の全国平均1055円から過去最大となる63円前後の引き上げで調整が進んでいて、実現すれば全都道府県で最低賃金が1000円を超える。きょう午後にもことしの目安額が決まる見込み。
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自民党は参議院選挙の敗因を分析する総括委員会を開き、選挙区で落選した候補者から聞き取りを行った。聞き取りには森山幹事長ら執行部が出席し、今月中をめどにとりまとめる報告書作成に向けて大敗した原因や課題の洗い出しなどを行っている。石破総理大臣は「負けに不思議の負けなし」と述べ、個別の選挙区の敗因などについて「期限を区切り、次につながるような分析をしなければならない」と強調。総括委員会は午後は比例区で落選した候補者からも聞き取りを行う。8日には両院議員総会が開かれ、党内の石破おろしの声がさらに強まることが予想される。
連日日本列島を襲う危険な暑さ。おととい広島などで40℃以上を観測し、きのうも各地で40℃に迫る酷暑となった。東北の日本海側や北陸では7月の降水量が観測史上最も少なくなり、宮城県の鳴子ダムでは貯水率が31年ぶりに0%となった。深刻な暑さと水不足、これらの影響に悲痛な声を上げているコメ農家。政府は「新米が出れば市場が落ち着く」との見解を示していたが、暑さや水不足は令和の米騒動にどのような影響を及ぼすのか。
「帰れマンデー見っけ隊!!」の番組告知。
新潟・上越市では今、暑さとともに水不足が深刻な問題となっている。市内では冬場に雪を溶かすために使われる井戸を給水スポットとして活用。3日連続で給水に訪れる農家もいた。上越市牧区のコメ作りはほとんどの田んぼが雨水や雪解け水のみを使う天水田。しかし、今、ため池が干上がってしまった。農家の中川卓夫さんは「底が出たのは初めて」と話す。田んぼも亀裂が入り稲は茶色に変色。このような状況の稲作はコメの品質低下につながる可能性もあり、農家の収入を左右しかねない。きのう小泉農林水産大臣は新潟・南魚沼市を視察。高温と渇水への対策に改めて言及した。また、農林水産省は渇水・高温対策本部の初会合を開いた。この中で高温耐性品種への切り替えを進める方策なども話し合われたが中川さんは「ブランド米のコシヒカリだけは少しでもなくしたくない」と話す。
気象庁は7月の全国の平均気温は平年より2.89℃高く1898年の統計開始以降、最も暑かったと発表するなど、3年連続で記録を更新する結果となった。こうした猛暑がコメに高温障害を引き起こすためコメの大敵ともいわれている。乳白色やひび割れなど、健康に害はないが風味や食感が落ちてしまうという。また、各地で深刻化している水不足もコメ作りに影響している。ことし7月の降水量は1946年の統計開始以降、最少となっている。こうしたことから国交省・水資源機構が管理する少なくとも15道府県33か所で貯水率が平年や去年を下回り、岩手の御所ダムや宮城・鳴子ダムは貯水率が0%となっている。深刻な水不足に対し国交省は8年ぶりに渇水対策本部を設置。自治体が要望があればポンプ車などを派遣する方針。流通経済研究所・折笠俊輔主席研究員は「高温障害などで新米の出来が悪化した場合、コメ価格は再上昇しかねない」と指摘。先月、高温耐性品種への切り替えを進める方策なども話し合われたが、作付面積は全体のわずか16%にとどまっている。ことし合理的な価格形成を行うよう食料システム法が公布。施行されるのは来年からだが、すでに農協や生産者は意識して価格付けをしている。戦略コンサルタント・田中道昭は「猛暑と水不足が気象現象だとみなしている限りは来年も再来年も同じことが起きる可能性が非常に高い」とスタジオコメント。
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- つや姫にこまるインテージリサーチコシヒカリ上越市(新潟)中川卓夫令和5年 地球温暖化影響調査レポート国土交通省宮城県小泉進次郎山形県岩手県御所ダム折笠俊輔新之助新潟食料農業大学朝日新聞社森のくまさん気象庁水資源機構流通経済研究所熊本県農林水産省農業協同組合鳴子ダム
農林水産省はコメ価格高騰の原因としてきた流通の目詰まりが調査の結果、確認されなかったと発表。先月、農水省から発表されたコメの販売・在庫状況の調査によると、JAなどの集荷業者や小売り・中食・外食業者の6月末の在庫量はいずれも前年並みだった。農水省の調べでは直近では主食用米の需要が増えた一方、生産量は落ち込んでいる。生産減の要因として政府がコメ以外の作物へ転作したら補助金を出すなど、事実上の減反政策を続けてきたことがある。また、日本経済新聞によると猛暑の影響で精米時に割れが増加したという。読売新聞は農水省は流通が多様化していることは明確・販売ルートの多様化が価格高騰の一因となった可能性があると指摘。さらに、今すでに新米の争奪戦も起きている。JAの集荷率が下がり卸売業者が農家から直接買うようになってコメの価格が上がったのではという見方に、新潟食料農業大学・青山浩子教授は「取材した中で農家は決して釣り上げていない」、ジャーナリスト・増田ユリヤは「お米をこれまでそこまで大事なものとして考えたいなかった私たちも反省しないといけない」などとスタジオでコメント。
コメにつく害虫被害に悩まされている埼玉・越谷市の農家を取材。コメ農家・山崎康成さんの田んぼでは去年からイネカメムシが大量に発生。農林水産省は7月までに水田の稲に被害を及ぼすカメムシが多く発生する見込みとしている。山崎さんは収穫量3割減など去年のような思いを2度としたくないと対策を本格化。イネカメムシへの対策として薬をまくのだが手作業での散布は大変なためドローンを購入し散布。山崎さんは「今年はカメムシの防除をして予定通りの収穫量をとってお客様に届けたい」と話す。
今、イネカメムシがコメ生産に大きな影響を及ぼしている。農研機構によるとイネカメムシは1950年代まで稲の主要害虫とされていたが、効果的な殺虫剤の普及で絶滅寸前まで激減。しかし、2010年代後半から再び被害が深刻に。埼玉県は1平方メートルあたりの個体数が同期比で約43倍になっていた。イネカメムシ増加の原因は高温化。また、昨期を分散させる農法が増えていることによって餌が常に存在していることや、殺虫剤への耐性も影響しているという指摘もある。コメ農家・山崎康成さんは「収穫した時に初めて被害に気付いた」と話す。このイネカメムシの増加によってコメの収穫量や品質の低下が懸念されている。食べても問題ないが斑点米が存在すると等級が下がり販売価格が低下してしまう。新潟食料農業大学・青山浩子教授は「高温化が最大の要因ではないかと思う」などとスタジオでコメント。日米関税協議ではコメの輸入について合意があった。ホワイトハウスは日本はアメリカ産のコメの購入を1.75倍に増やすとしていて、ミニマムアクセス米のアメリカ産のコメの割合が約79%に拡大する。石破総理は国内でもコメを増産することを検討してるが、青山教授は「コメの量全体を上げるのは政策的にもバックアップをしないと現在のエネルギーだけで頑張れと言っても厳しいと思う」などとスタジオでコメント。
「10万円でできるかな」の番組告知。
自宅で軟禁されているブラジル・ボルソナロ前大統領の解放を求める大規模なデモが行われた。ボルソナロ氏自身は参加していないが夫人と息子がリオデジャネイロやベレンでのデモに参加。ボルソナロ氏は2022年の大統領選の敗北後、クーデターを企てたとして起訴されていて、足首にGPSを装着され行動を監視されるなど自宅軟禁が続いている。
明日は関東の内陸できょう以上に暑くなり、40℃超えが続出する恐れがある。
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このあとは「徹子の部屋」。
