2025年8月17日放送 20:54 - 23:09 フジテレビ

Mr.サンデー

出演者
宮根誠司 藤本万梨乃 能勢博 鈴木悠 宮崎謙介 山崎怜奈 
サンデーDOCS
“裸足シューズ” ヒト本来の歩行に?

注目を集めるシューズメーカー「アルトラ」の2つ目の大きな特徴は、「ゼロドロップ」。つま先とかかとの厚さの差を「ドロップ」といい、普通のウォーキングシューズであれば大体約10mmのところアルトラは0mm。足裏全体が地面に着くことで、裸足に近い自然で正しい姿勢を作れるという。

現代人の足 変化?“裸足シューズ”の効果

スタジオでベアフットシューズを体験。宮根誠司は「足の指がものすごく意識できる」などとコメント。信州大学医学部の能勢博特任教授は「後ろ足で蹴って体重移動をスムーズにしている」などとコメントした。

つま先が広い「フットシェイプ」と、つま先とかかとの高さに差がない「ゼロドロップ」の2つの特徴を持つアルトラの靴。この靴を履くと体にどんな変化が起きるのか、足に特化した足病医療の総合病院で約20万人の足を診察してきた下北沢病院で実験した。一般的な靴とあるトラの靴で着地時の圧力を計測すると、あるトラでは指全体に力がかかっていることがわかった。また一般的な靴を履いて姿勢のチェックをすると前傾姿勢だったが、アルトラの靴では前傾姿勢が改善された。正しい姿勢で歩くことで大臀筋が使われ、ヒップアップ効果も期待できるという。一方一般的な疲れにくい靴は機能がサポートしすぎるあまり、本来の筋肉を衰えさせている可能性があるという。また一般的な靴では歩く時の着地時にヒザが曲がってしまうが、アルトラではヒザが伸びて接地した。本来は接地時にヒザが伸びるのが正しい歩き方だが、個人差があるという。

健康寿命延びる?歩き方の進化と未来

歩くことが注目を集め、靴のあり方まで変わりつつある今。経済ジャーナリストの池田光史氏は、「おそらくは、次の100年は人間の歩くという行為が主権を取り戻すまちづくりが主流になっていく」などと語った。

いつ歩くのが良いのかについて、信州大学医学部の能勢博特任教授は「教科書的には午後3時から6時がいいと言われている。筋肉が柔らかくなっているから、肉離れを起こしにくい」などと語った。

(ニュース)
県立岐阜商業 16年ぶりベスト8進出

県立岐阜商業が明豊に勝利し8強入り。公立校唯一のベスト8進出。外野手の横山温大選手は、生まれつき左手の指がないというハンデをかかえながら県大会の打率は5割2分6厘。甲子園でも2試合連続でヒットを放ち勝利に貢献。横山選手を独自取材していた。その手は圧倒的な練習量を物語っていた。1回ウラ、横山選手がタイムリーヒット。その後明豊も1点を奪い返し緊迫した展開に。明豊1-3県立岐阜商業。16年ぶりのベスト8進出。横山選手の兄・昴大さんは、本当に最高、こっちまでうれしくなって。最高の一言とコメント。次の相手は春夏連覇を狙う横浜高校。

県立岐阜商業は公立校唯一のベスト8進出。胸が熱くなるVTRでしたなどとコメントした。

きょう体温超え気温続出 異例の盆休み

お盆休み最終日。東京・青梅市の最高気温は37.5℃、愛知県豊田市では37.7℃を観測。全国127地点で猛暑日。26都府県に熱中症警戒アラートが発表された。九州などでは豪雨が直撃。一方で水不足に陥る場所も。各地を取材すると異例のお盆となっていた。熊本市では豪雨。熊本市の男性によると、親戚の集まりが中止に。お盆休み前半、相次いで線状降水帯が発生し熊本県の7市町村に大雨特別警報が出された。3300棟以上の住宅被害をもたらした記録的豪雨が過ぎ去ると一転、厳しい猛暑に。浸水被害にあった住宅では水がひいた4日後でも湿度は82%、危険な蒸し暑さとなっていた。室外機が浸かってしまったため、クーラーがつかないという。

豪雨でエアコン故障 危険な蒸し暑さに

豪雨の後、猛暑に見舞われている熊本県。取材した男性の家では室外機が水没しエアコンが使用不能。その上、浸水の影響でふすまが開かず、扇風機も出せずにいた。別の女性は壊れたエアコン3台の交換を業者に依頼。絆電気商会・高木代表は、エアコンの止まった34℃の室内で1時間の取り付け作業。今、その依頼は多いという。IKKI・原田社長は、忙しい。依頼について、今日は6~7件ぐらい。エアコンの点検や交換依頼が殺到。お盆の時期だからこそ交換が難しいという。原田代表は、空調業界でお盆まで繁忙期。在庫がほぼほぼなくなってきている。最悪な状態とコメント。在庫が足りないという。

渇水で“異例のお盆” 墓にも水かけず

新潟県上越市で墓参りに訪れた家族、その手元には手おけがない。節水地域のため水の使用を中止に。上越市では今月7日までの40日間ほぼ雨が降らず総雨量が6.5mm。一部が節水区域に。お盆の帰省で2歳の孫と過ごす祖父母、水遊びをさせてあげたくても我慢のお盆となった。食事の皿にはラップを敷き、ラップおにぎりで洗い物を減らす。

渇水で困惑も念願の“成人式”で帰省

美容室ではドライシャンプーを勧めているという。洗濯の必要がないように手袋やタオル類は使い捨てに変更。3割の節水に成功。就職先の神奈川県から帰省中の女性が美容室に来た理由は?成人式のため。5年ぶりの開催。きのう二十五歳の成人式が行われた。2020年にコロナ禍で成人式が中止に。5年遅れで開催が実現。ヘアメイク中同級生の姿も。式では県内外から367人が参加。念願だった成人式、実は水不足のため中止の可能性もあったという。上越市教育委員会・社会教育課・福山課長は、幸い市民の方の節水の努力もあって、みんなで応援してくれたとコメント。

お盆「徹夜おどり」も猛暑で“新対策”

400年以上もの歴史がある伝統行事にも影響が。岐阜県群上市ではお盆の4日間、郡上おどりの「徹夜おどり」。例年約16万人が来訪されるお盆の風物詩。郡上市は盆地にあり、夏は気温が上がりやすい環境。今年の7月末、観測史上最高の39.8℃を観測。厳しい暑さから今年初めて導入されたのが、エアコン付きの救護所と赤ちゃんのスペース。午後8時から徹夜おどりがスタート。げたを鳴らすのがポイント。

大阪から来た大島さん家族を取材。郡上おどりの「徹夜おどり」の魅力に気づき、今回、父が是が非でも手に入れたいものがあるという。「免許皆伝」。免許状はこの会場で郡上おどりがうまいと認められたごく一部の参加者のみに保存会からおくられる。浴衣姿で踊り始めた父と娘さん、保存会の方に審査を受けるチャンスが。認められれば免許皆伝となるが、娘は免許皆伝を手にするも父は認められず。翌午前5時に無事終了。

あすも猛暑 40℃迫る場所も いつまで

気象予報士・鈴木悠氏によるスタジオ解説。あす以降の暑さはさらにヒートアップ。全国の予想最高気温。猛暑日が続く。関東の内陸部では危険な暑さとなりそう。全国的に気温が30℃以下になるのは10月中旬か。秋の訪れはかなり遅くなりそう。

チワワ3匹を盗み向かった“意外な場所”

保護犬カフェわんだん邸南千住店では飼育放棄など行き場をなくした犬たちが保護され里親を探す場所。この場所で事件が発生。先月4日、スタッフが出勤するとチワワ3匹が盗まれる。その後逮捕されたのは近くに住む46歳の男。スタッフ用のドアから侵入、チワワを盗み出すも犬に逃げられてしまう。その後無事保護される。容疑者は再び保護犬カフェに侵入。チワワ2匹を盗み出しタクシーに乗車、その後スナックへ。警察によると、容疑者はスナックを出た後2匹を放置したままいなくなる。容疑者は調べに対し、タクシーで移動したことは記憶にあると供述。スナックで自慢するためにチワワを盗んだか?お店ではドアに暗証番号と指紋認証の鍵を設置、防犯カメラを設置するなど対策を強化したという。

鎌倉“新たな聖地”で観光客 迷惑行為

多くの観光客が集まるのは神奈川県鎌倉市にあるお寺の敷地内。許可なく入る観光客が後を絶たないという。なかには塀をのぼって撮影する人やダンスをする人まで。江ノ電電鉄の鎌倉高校前駅近くの踏切はスラムダンクの聖地として有名な人気スポット。そこから400mほど離れたこの場所はアニメから関係ない。なぜ?中国のSNSで代わりの撮影スポットとして紹介されていた。観光客の第2のスラダン聖地となっていた。寺でも深刻な迷惑行為。住職自ら注意してもなかなか出ていかない。きのうもごみが放置されていた。行政側もポスターを張るなど対策してくれたが効果はほとんどないという。顕証寺・信清住職は、ここはあくまでもお寺の墓参、あるいは参詣者が使用するための踏切であって、第2のスラムダンクの聖地なんていうもんじゃないとコメント。

高級SUV“新手口”での窃盗「急増」

愛知県北名古屋市の自動車販売店に一台の車。男2人が枝切りバサミでフェンスを切断。男らのターゲットは最新モデルの高級SUV。助手席側のドアに穴を開け始める。作業始め6分後、ドアロックを解除。そのまま運転席に乗り込むとブロック塀を強引に乗り越え、走り去る。助手席のドアに大胆に穴を開けるこの手口は今年に入り急増しているという。自動車盗難防止協会・山田理事によると、左の前輪付近で特殊な機器を使い不正にロックを解除するものだったが、メーカー側が対策を強化し激減。助手席のドアに穴を開け、信号を送りエンジン始動させる新手口が増えてきたという。服装が似た2人組が別の販売店に現れる。

高級SUV窃盗の新手口。事件の9日後、服装が似た2人組が名古屋市内の別の販売店にも現れる。同じように高級SUVの助手席ドア近くにしゃがみ込むと、工具のようなものを押し当て作業を始める。しかし通行人に気づかれたのか、慌てた様子で逃走。車は盗難未遂に終わるも助手席のドアには大きな穴が。なぜリスクを負ってまでも窃盗をするのか?自動車盗難防止協会・山田理事は部品だけでも売れる。売り先はたくさんあるのではないかとコメント。

(特集)
亡き夫が遺した店の“星”を取り戻せ 寿司職人の妻 経験ゼロからの挑戦

ミシュランガイドの授賞式で今年起こった奇跡は多くの人をどよめかした。ミシュラン一つ星を獲得したのは寿司職人歴3年の日本人女性。木村千鶴子さんの店「鮨 俊英」はパリにたたずむ小さな寿司店。常に予約で満席。繊細な味は美食家を虜にしてやまない。元ツアーコンダクターだった木村さんは、ゼロからスタートだったとコメント。52歳で寿司の修行を始めたのは道半ばで病に倒れた夫の夢を継ぎ、夫がとったミシュランの星を取り戻すためだった。

亡き夫のため ミシュラン 星取り戻す挑戦

フランス・パリにあるモンマルトルの丘の路地裏に「鮨 俊英」がある。夫・木村俊英さんは享年65。フランスの自由な空気に憧れ大学卒業後に渡仏。日本料理店で修行し出会ったのがツアーコンダクターだった千鶴子さん。2005年に結婚。運命を変えたのは後に共同経営者となる実業家のポール・デュピュイさん。俊英さんは60代で独立を決心。2021年6月に「鮨 俊英」をオープン。2022年3月、オープンから9か月で一つ星を獲得。それは65歳で成し遂げた快挙だった。しかし俊英さんには肝臓がんが襲っていた。

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