- 出演者
- 名倉潤(ネプチューン) 堀内健(ネプチューン) 原田泰造(ネプチューン) 近藤夏子
オープニング映像。
数十年看板を争っている亀田製菓の亀田の柿の種とハッピーターンでアレンジレシピ対決。柿の種チーズせんべいはチーズの上に柿の種を乗せレンジで加熱。ハッピーターンタマゴサンドはハッピーターンを適度に砕きたまごや調味料と混ぜてパンに挟む。
meiji社長が支持するチョコを初表明!日本一のスナック菓子ポテトチップス誕生秘話。柿の種とハッピーターンのライバル争いには大谷翔平が関係していた!?大ヒット商品の驚きの製造工程一挙大公開。
ギョーザは冷凍餃子界で20年連続売上No.1。ザ★チャーハンは競争が激しい冷凍炒飯の中で圧倒的な地位を確立している。1972年頃、冷凍食品の認知度は低く当初は受け入れてもらえなかった。五目炒飯は電子レンジの普及に合わせてヒットした。1993年の平成の米騒動は記録的な冷夏で日本中で米が不作になり外国産の米を緊急輸入した。1997年に油なしで焼けるギョーザを発売。手軽さがウケて売上がアップし発売25年目で大ヒット商品の仲間入りした。2001年に競合他社が「本格炒め」を発売。差別化を図り試行錯誤したが市場で2位に転落した。2012年には油なし水なしギョーザを発売。
ギョーザのキャベツは手作業で芯を取り除き、ニラは手作業で選別。豚肉と鶏肉をミンチ状にし玉ねぎ・ニラ・にんにく・キャベツ・ごま油を加える。皮は真空状態で混ぜると隙間が広がり水分が浸透しモチモチ感がアップする。金型の出っ張りで皮を織り込む。冷凍する前に蒸すことで小麦粉の粘度が増し皮が破れにくくなる。鮮度維持のため急速冷凍し検査を経て出荷。
チャーハンチームは市場を調査。冷凍炒飯のメイン購入者は主婦だが、購入理由は夫用の買い置き。本当のメインターゲットは男性で、男性好みの冷凍炒飯を開発したという。ザ★チャーハンは2015年に発売、パッケージの色も男性好みの「黒」に「金文字」を採用し業界No.1に返り咲いた。
かっぱえびせんはCMの「やめられない、とまらない♪」が大流行し売上は前年比2倍に。本社も広島から東京に移転した。えびを殻ごと細かくすり潰し小麦粉・でんぷん・塩などを混ぜローラーで薄く伸ばす。筋により生地の表面積が増え乾燥する際に水分が抜けやすくなる。生地を水気がなくなるまで高温で熱し食用油・塩で味を整える。
カルビーの社長が次に着手したのがポテトチップス。社長はニューヨークでポテトチップスを知り、帰国後すぐに着手した。機械がなくかっぱえびせんの製法を用いてサッポロポテトを発売するとスマッシュヒットした。揚げる機械を導入し大量のじゃがいもも確保しポテトチップスを発売。じゃがいもの泥を落とし専用のフライヤーで揚げる。発売当初は売上は低迷。当時製造年月日・消費期限は乳製品など一部の食品のみでお菓子業界では前例がなかった。業界初の製造年月日を刻印し、社員たちは古い商品を引き取るため販売店に通った。店頭には常に新しい商品が並び美味しさに多くの人が気づき人気商品となった。1978年にはコンソメパンチが大ヒットした。
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1980年頃、ポテトチップスがかっぱえびせんの売上を抜き去りNo.1に。年間100種類以上のフレーバーを展開している。かっぱえびせんは2023年サクサク食感を高めるリニューアルをし、売上が1.5倍にアップした。
1975年、当時はポッキーが大人気で明治はチョコスナックの開発に取り組んだ。きのこの山はチョコ&クラッカーの食感が子どもたちから受け発売後即ヒットした。きのこの山の4年後、たけのこの里も発売。きのこの山とのセットCMで大ヒットした。80年代に入ると売上が低迷、ライバル社もチョコスナックを次々と開発。湿気対策として内袋に入れ密封することで湿気がなくなりサクッと食感が守られた。93年には売上がきのこの山がたけのこの里に逆転されてしまった。クラッカーは湿気に強いがクッキーは湿気に弱い。たけのこの里は内袋導入によりサクサク感がアップし売上できのこの山を追い抜いた。
2001年きのこ・たけのこ総選挙を開催すると、たけのこの里の勝利。きのこ派になるだけで10名に100万円、9990名に500円図書カードをプレゼントするきのこ推しキャンペーンを展開した。現在も売上が圧倒しているのはたけのこの里。しかし海外ではきのこの山が圧倒的に売れている。
たけのこの里のチョコレートにはガーナ産のカカオを使用。カカオ豆を高温で焙煎・砕き外の皮を除く。たけのこの里は2種類のチョコレートを使用しより奥行きのある味にしている。筍の里よりもきのこの山の方がチョコレートが1.4倍多い。たけのこの里は甘いチョコレートと相性抜群のクッキー、きのこの山はビターなチョコレートと合うクラッカー。型からはハンマーで叩いて取り出し袋詰め・包装し出荷する。
東洋水産の看板商品、赤いきつねと緑のたぬきは長年のライバル。1975年にカップきつねうどんが発売され、75年以降は和風カップうどんは競争が激化した。78年に赤いきつねうどんが、80年に緑のたぬき天そばが誕生。現在も続く武田鉄矢のCMを紹介。マルちゃん焼きそばとともに看板のザを競い合った。75年頃は焼きそばは屋台などで外食し家で食べる習慣がなかった。当時は馴染のない商品で販売ルートの確保も一苦労。80年頃のバーベキューブームが起きて焼きそばがアウトドア料理として定番化した。90年代初頭にバブルが崩壊し、外食を控える人が増加し焼きそばの需要がアップした。
赤いきつねは地域別のだしを展開し2010年にはだしを変えてリニューアルした。小麦粉に水などを加えうどんの生地をこね、生地を伸ばす。生地を2枚重ねにすると麺にコシが出る。