- 出演者
- 橋下徹 松山俊行 安宅晃樹 徳田聡一朗 茂木敏充
オープニング映像。
石破総理の辞任表明を受け、自民党総裁選の候補者が走り出した。表明1番乗りの茂木前幹事長は地元で存在感をアピールした。小林鷹之元経済安保相は2度目の出馬を決意。また、小泉進次郎農水相も地元の支援者に対し、出馬する考えを伝えた。他にも高市早苗元経済安保相、林芳正官房長官を加え、候補者は5人に固まりつつある。
オープニングの挨拶。
自民党総裁候補の顔ぶれが出揃ってきた。茂木敏充前幹事長が出馬。高市早苗前経済安保相、小泉進次郎農水相、林芳正官房長官が出馬意向。小林鷹之元経済安保相は11日表明。少数与党のもとで政権運営をどう安定させるのか、野党との連携を含めて現実的な舵取りが問われる。
橋下徹がコメント。総裁選に立候補する候補者には政治とカネ、社会保障、外国人政策など多くの課題が突きつけられる。注目ポイントは、野党の一部と連立政権、組むのかどうなのか。きょう出演の茂木は国民民主党と日本維新の会と協議をしたいという話をしている。日本維新の会の場合、大阪の政治集団が連立については決定する。永田町の国会議員と議論しているだけでは不十分。
一番乗りで出馬表明をした自民党前幹事長の茂木敏充が生出演。マッキンゼー社に勤務しTVコメンテーターとしても活躍した。経済再生担当大臣のときにはトランプからタフネゴシエーターと称された一方で、料理好き、料理上手な一面がある。YouTuberとしても発信を続けている。前回の総裁選は思うように票が伸びず、9人中6位と苦戦。茂木前幹事長は「政治を前に進めるためには安定政権をつくんなくちゃいけない」などとコメント。党内で若手を思い切って抜てきしベストチームをつくって結果を出すことが重要とした。松山俊行は、小泉農水相にあって茂木前幹事長にないもの、茂木前幹事長にあって小泉農水相にないものはどこかと質問。茂木前幹事長は小泉農水相には若さ、発信力がある一方、自分のほうがいろいろな経験をしたと答えた。水面下ではキングメーカーたちも動き始めている。自民党ならではの景色だと指摘される一方で、総裁選の行方を左右してきたのも事実。
今回の自民党総裁選は自民党国会議員295票、党員党友の295票の590票争ういわゆる「フルスペック型」となる。動向が気になるのは党の重鎮で総理大臣経験者「キングメーカー」の動向だ。ゲストの茂木前幹事長は麻生最高顧問と会談を行っているが「幹事長と副総裁の関係の頃から親しくさせてもらっている」と話していた。 菅副総裁は同じ選挙区でずっと小泉氏を支援してきたので今回も小泉氏支持に回る見込みだ。一方、党員党友票の行方について松山俊行は「前回党員党友で集めた石破さんの票が今回どうやって分散するかが総裁選で有利に働くのではないか」と指摘した。
茂木前幹事長は「自民党は前例やこれまでの慣習に囚われてなかなか改革ができない・機体が薄れている一つの要因だと思っている。今回は国民の方を向いて総裁選をやっていく」とコメントした。橋下徹は「石破さんに自身の党員党有標を動かす力はあるのか?」と疑問を口にすると、松山俊行は「石破さんに直接票を動かす力はないけど、特定の候補に対して何らかの好意的発言をした場合、票がその候補に向かう可能性はある」と指摘した。
茂木前幹事長が総裁選に出馬する際に発言した政策について紹介。総裁になったら2年で搭載性の道筋をつけ、必ず結果を出すを宣言、物価高対策は生活支援特別地方交付金を創設し、現金給付を見送るとしている。また野党連立については日本維新の会や国民民主党を念頭に「しっかり話をしたい」と述べている。茂木氏は「2年以内に物価を超える賃金上昇を実現していかないといけない。交付金といっても1~2000億ではなく、一桁違うぐらいの額でしっかり対応していくつもりだ。」と述べた。また「石破政権発足後、衆議院、東京都議会、参議院とすべて敗れ、中堅、若手の危機感は参院選急速に高まっている。」と述べた。
茂木前幹事長は総裁選出馬の際に日本維新の会や国民民主党を念頭に新たな連立の可能性を模索していく旨の発言を行っている。これに対し、立憲民主党の安住新幹事長からは早速「自民党に唯一対抗できるライバル政党はうちだけ。維新や国民民主の名前を出すのはライバルだと思っていないからだろう」と批判するコメントが出ている。野党との連携をどう進めていこうと考えているのか迫る。
自民党総裁選に立候補した茂木敏充に連立の可能性や政策について話を聞く。ゲストは第一生命首席エコノミストの熊野英生。茂木「政治の安定が必要だと思っている」「基本政策が一致する政党と連立の枠組みを模索する」などとスタジオコメント。茂木氏が掲げる生活支援特別地方交付金の創設。目的としては2年位内に物価高を超える賃上げの定着。橋下徹「経済政策と物価高対策は違うと思う」と指摘。
自民党総裁選に立候補した茂木敏充に連立の可能性や政策について話を聞く。ゲストは第一生命首席エコノミストの熊野英生。”政治とカネ”問題について、石破総理は「私にとって最大の心残り」とし、茂木は「禁止よりも公開」と述べている。企業団体献金を巡る立ち位置について、橋下徹「自民党のスタンスを貫くのか?」、茂木「全体の政策の優先順位を決めて合意を模索していく」。
10日、トランプ大統領に近い政治活動家のチャーリー・カーク氏が銃撃され死亡。アメリカ社会で分断が深刻化する中、今月開催された中国の軍事パレードにはロシアと北朝鮮の最高指導者が揃って出席し世界の分断も改めて浮き彫りになった。外交に自信をのぞかせる茂木氏について過去にトランプ大統領は「彼は非常に有能でそしてタフだ」と述べた。
外交について第一生命経済研究所主席エコノミスト・熊野は「アメリカとの間で日米合意は出来たがまだ問題は残っている」、茂木氏は「再生の道筋をつけるのに2年、出来るだけ若い世代に早くバトンタッチをしていきたいという意味で2年と区切った」、「4年も5年も長く続けようというつもりはない。自民党にも日本にも余裕はない」、日米協議について「まだ詰まってないところがある。仮に総理総裁になったらオールジャパン、ベストメンバーで結果を出していく」などとコメントした。
視聴者投票「今回の総裁選で自民党は変われると思いますか?」の結果は、変われるが10%、変われないが80%、どちらとも言えないが10%。結果を受けて茂木氏は「大変厳しい。率直に受け止めなくてはいけない。変わっていく姿とか結果を出す姿を見せなければいけない」などとコメントした。茂木氏と熊野の出演はここまで。
この1週間、全国各地で局地的なゲリラ雷雨が発生し大きな被害をもたらした。秋雨前線が停滞する影響で大気の状態が不安定になり、竜巻が多発している。千葉・木更津市、東京湾で撮影された竜巻の映像を紹介。日本で竜巻が多く発生するのは9月と10月。
今月5日、台風15号により静岡県で発生した竜巻。静岡県ではきのうまでに2000棟以上の建物で被害が確認され、84人の死傷者が出ている。気象庁はこの竜巻について「10年に1度のレベルで国内では過去最高クラスの竜巻だった」との認識を示している。番組は牧之原市で家族で美容室を営む女性に話を聞いた。竜巻直後の様子を記録した映像を紹介した。竜巻はスチール製のドアを突き破り美容室を直撃。店内の家具は倒れ物が散乱した。風は屋根を破壊した。今回の竜巻で建物は建て壊すしかないという。気象庁によると今回の竜巻は「日本版改良藤田スケール」で上から3番目のJEF3に該当するという。アメリカで撮影された映像では車が簡単に吹き飛んだ。今回静岡で起きた竜巻でも車が横転し乗っていた50代男性が死亡した。町の至る所に飛ばされ傷ついた車両が確認された。
静岡県を襲った“過去最強クラス”の竜巻。現在進められている調査によって被害の全容が明らかになってきた。防災科学技術研究所によると今回の竜巻は同時多発的に発生し、被害が広範囲になった。発生直後から現地を調査している防災システム研究所・山村所長は「今回の場合この山にぶつかっても山肌をかなりの長さでダメージを与えているからそれだけ激しい回転の渦だったと思う」と指摘した。大井川付近のエリアでも同時多発的に竜巻が発生したことを裏付ける爪痕があった。吉田町で発生した竜巻は海沿いで発生した牧之原市のものとは違い、川沿いで発生した可能性があると山村所長は分析した。
竜巻は積乱雲が作る強い上昇気流によって上下に引き伸ばされることによって発生する。竜巻の多くは沿岸部の海岸線で発生していることが多い(気象庁HPより)。だが、関東平野は竜巻が起きやすいと三重大学大学院の立花義裕教授は話す。2012年5月、茨城県つくば市で起きた竜巻は国内最大級、翌年には埼玉県越谷市でも発生。立花教授は今後、更に強い竜巻の発生を指摘している。
年間約1300個の竜巻発生数(気象庁調べ)があるアメリカのインディアナ州。オクラホマ州では最大クラスの竜巻が発生、24人が死亡、被害家屋1万2000棟、被害総額20億ドル。連邦緊急管理庁(FEMA)は竜巻対策強化を打ち出した。竜巻が発生するエリアに住んでいる人はどのように身を守るのか。竜巻シェルター。日本の竜巻対策は?日本では竜巻に限定した建築基準はないのが現状。住宅メーカーによると、屋根を守ることは人命を守ることだという。AQグループ石田和幸執行役員。