- 出演者
- 船木正人 寺門亜衣子 江原啓一郎 黒田菜月
オープニング映像。
きょう日中の最高気温は東京・府中市で39.2度と気象庁が統計を取り始めてから最も高くなった。またさいたま市で38.6度、茨城県筑西市西石田で38.2度などと危険な暑さとなったほか神奈川県小田原市で37.9度、東京の都心で36度ちょうどなどと各地で猛烈な暑さとなった。ことしいちばんの暑さになったさいたま市では木陰で水遊びを楽しんでいる親子たいた。一方、墨田区の薬局では訪れた人に飲料水やスポーツドリンクなどを無償で提供していた。区は冷房が効いた公共施設や協力が得られた民間の施設を暑さをしのぐためのクールスポットとして先月1日から開放している。また、熱中症の疑いで救急搬送される人も相次いだ。埼玉県では113人が搬送され5人が重症。都内では86人が搬送され3人が重症だという。あすの朝にかけても各地で気温が25度を下回らない熱帯夜が広く予想されるため夜も適切にエアコンを使用しこまめに水分を補給してほしい。あすの日中の最高気温はさいたま市で37度、東京の都心と横浜市で36度、千葉市で35度などと猛烈な暑さが予想されている。気象庁と環境省はあすも熱中症の危険性が極めて高まるとして千葉県と茨城県に熱中症警戒アラートを発表している。室内では適切にエアコンを使用しこまめに水分や塩分を補給。お年寄りや乳幼児は熱中症にかかりやすいため家族など周りの人たちも気を配るようにしてほしい。
過去最多の56人が立候補した東京都知事選挙について、きのうの投票の結果、現職の小池百合子が全体の4割にあたる290万票余りを獲得して3回目の当選を果たした。小池知事はきょう午後、登庁し子育て支援策を充実させるなど3期目に向けた抱負を述べた。都民からは子育て世代への支援、少子化対策などを期待したいとの声があった。
3期目の都政を担う小池知事が今後、向き合う最も大きな課題は少子化対策だ。小池知事はこれまでの2期8年の中でも少子化対策に取り組んできた。しかし東京都の合計特殊出生率は小池知事が就任したときから下がり続けていて去年は0.99と都道府県で唯一、1を下回り全国で最低となっている。今回の公約では子育て支援策として都が行っていた第2子以降の保育料無償化を第1子に拡大すること子育て世代の家賃負担の軽減に努めること、あと無痛分べんの費用助成なども掲げている。これまでに打ち出した政策が十分な歯止めになったとは言えない中で今回の公約によってどこまで効果が出るのかというのが問われることになりそうだ。そして今回の都知事選挙は当初は小池知事と蓮舫氏の2強対決になるという見方があったが、結果は石丸氏が次点となり蓮舫氏の得票は伸び悩むことになった。NHKの出口調査を見ると支持政党なし、いわゆる無党派層と言われる人たちが石丸氏と小池氏、それぞれ3割程度に投票していて蓮舫氏は2割程度の支持にとどまっている。蓮舫氏が無党派の支持を広げられなかったことについて陣営関係者は「支持を広げようと一度離党したものの立憲民主党の蓮舫というイメージが強すぎて、自民党対野党というふうに見えてしまい無党派層をつかみきれなかった」と話していた。政治資金問題などに対する政治への不信というのが既存の政治への批判につながったという見方もある。
きのうは都議会補欠選挙も行われて9つの選挙区で議席を争った。一度に行われる都議会補欠選挙としては過去最多となり、自民党が8人、立憲民主党が3人、共産党は4人を擁立した。この選挙は国政の与野党対決の構図となる選挙区もあって衆議院選挙など今後の選挙に影響を与えるという見方もあって注目されてきた。結果は自民党は板橋区と府中市の2議席の獲得にとどまり、選挙前の5議席からは3議席減らす結果となった。東京都連の会長を務める萩生田前政調会長の地元、八王子でも擁立した候補が落選した。一方で立憲民主党も1議席、共産党は議席を獲得できず、無所属や諸派の候補者に支持が分散した形となった。野党会派の幹部の1人は自民党の受け皿になれなかった理由を分析しなければいけないというふうに話していた。
今回の東京都議会議員選挙は過去最多となる56人が立候補したことでも話題になった。しかし選挙期間前に「自分は当選する気はないんだと。自分の名前を売るために出るので目立たないと意味がない」と話していた候補がいた。まちの人からもこうした候補たちに「世も末だ」などと批判的な声が聞かれている。また都知事選挙では選挙ポスターを巡る問題が相次いだ。例えば全裸に近い女性の画像を載せたものとか風俗店の店名などを記載したものが掲示板に貼られたケースもあり警視庁がそれぞれ警告を行った。
都知事選挙では選挙ポスターを巡る問題が相次いだ。こうしたポスターを小学生の息子と見たという父親は子どもが嫌な気持ちになったり政治に絶望したりするのはかわいそうでことばにならなかったと振り返った。こうしたポスターが子どもの目に触れる場所に貼られたことについて専門家は虐待にあたる可能性もあると指摘している。注目されることで動画の再生回数を増やしたり広告収入を得たりその後のビジネスにつなげていくといったネット上の注目が収益につながるいわゆる「アテンションエコノミー」といわれる現象が広がっていく中で、今回の選挙でも選挙がビジネスに利用されているという側面があるのかなと感じ今後、対策を講じていく必要性もある。
きのう行われた任期満了に伴う埼玉県鳩山町の町長選挙では現職としては全国で最も若い町長となる28歳の小川知也が初めての当選を果たした。小川氏は平成8年生まれの28歳で、衆議院議員の秘書などを経て町長選挙に初めて立候補した。全国町村会によると現職の町長で最も若い35歳の奈良県田原本町の町長より若く全国で最年少になるという。
神奈川県のあじさいさんから送られたツバメの巣の写真を紹介。神奈川・横須賀のフブキのママさんから送られたにんじんの上を切って植えて葉っぱをスープに入れていたという投稿を紹介した。
関東の気象情報を伝えた。
WEB記事ランキングを紹介。東京都知事選や都議会議員補欠選挙に関する記事がよく読まれた。新紙幣の記事にも高い関心が集まった。
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連続テレビ小説 虎に翼の主人公のモデル、三淵嘉子が通った明治大学、その界わいを明治大学空手部出身の松尾衣里子リポーターが旅をした記事を紹介。「虎に翼」の放送に合わせて街を盛り上げようということで明治大学の学生の皆さんが当時からあるスポットを取材して散策マップを制作した。このマップの中からおすすめスポットを学生の皆さんに案内してもらった。例えばカメラが趣味という文学部3年の伊藤さんのおすすめは御茶ノ水駅に隣接する聖橋。このエリアは関東大震災で壊滅的な被害を受けた場所だが聖橋は復興のシンボルとして建てられた。この聖橋の上からは3つの路線を見ることができる。鉄道好きな人やお子さんにとってはたまらないスポットだ。続いて訪ねたのが三淵が通った明治大学女子部ゆかりの場所「男坂」。坂の両側に明治大学の校舎があり、かつては女子部の校舎だった。松尾リポーターの思い出の場所でもあり大学在学中、その空手部のトレーニングでこの坂で走り込みをしたという。ほかにも学生の皆さんから100年以上、愛されている洋食店などさまざまな地元の方しか知らないおすすめのスポットが紹介されている。
夏の甲子園を目指す西東京大会がおととい開幕した。都立青鳥特別支援学校は知的障害がある子どもが通う特別支援学校で、全国で初めて単独チームとして出場した。守備では目の前に来たボールを確実にアウトにすること、攻撃では塁まで全力疾走することを練習。難病で思うように体を動かせないキャプテンの白子選手をはじめ野球部一丸となりきのう、初戦に挑んだ。高校野球の歴史で初めてとなる特別支援学校の単独出場。キャプテンの白子選手はベンチから声援を送る。青鳥のピッチャーは3年生の首藤投手、連打を浴びて初回に11点を取られたが、課題としていたフライをしっかりキャッチする。その裏、チーム最初の打者は1年生の岩本選手は練習どおり一塁まで駆け抜けチーム初安打。しかしその後はなかなかヒットが出ず逆に失点が続く。そんなときキャプテンの白子選手が落ち着いてプレーしようと声をかけた。選手たちはそれに応えアウトを積み重ねていく。そして5回、久保田浩司監督が白子選手を代打に送った。ヒットを打つことが目標とこの日のために練習を続けてきた。フルカウントからの6球目、結果は三振だった。試合は66対0と5回コールドで敗れたが力を出しきった。試合後、相手チームの選手は試合になったら何も関係ないと、とにかく気を抜かずに最後まで全力でぶつかったと話していた。
きょう、千葉県山武市で行われた海開き式では、海に向かって神事を行い安全を祈願した。そして海水浴の安全を確保するため今シーズンから導入する監視用ドローンの実演が行われた。遊泳中に溺れた人を上空に飛ばしたドローンの映像で発見しライフセーバーが救助に向かう一連の流れを確認していた。山武市によるとドローンによる海水浴場の監視は千葉県では初めての取り組みで例年、およそ4万人と市内では利用者が最も多い本須賀海水浴場で土日やお盆の時期に実施するという。
82年前、米軍による日本本土への初めての空襲で被害を受けた荒川区で高校生が実際に空襲を体験した男性から話を聞く授業が行われた。荒川区内の高校で行われた授業では空襲体験者の堀川喜四雄さんが当時の状況などを証言。自分はなんとか逃げて無事だった一方で、友達は爆弾が直撃した家の下敷きになって亡くなったと説明した。そして友達への思いをしたためた手紙を紹介した。このあと生徒たちはそれぞれの意見を発表した。
東京・渋谷区の加計塚小学校6年生の教室。先生はこの地元に大きな円墳があったと仮説を立てた。一方、生徒たちは想像力を働かせ当時の古墳を絵で表現し始める。古代にロマンをはせながら思い思いの意見を交わす、好奇心が駆り立てられた。しかし探究学習を行うにあたって先生たちの中には戸惑いの声も上がっている。これまでの一律授業からみずから学んでもらう授業への転換は簡単なことではない。先生たちは定期的に勉強会を開きながら探究学習の形を模索している。その一環としてこの学校では企業と連携した授業にも乗り出した。この日、行われたのはシンクタンクが開発した仕事の疑似体験。出店しているのはホームセンターや不動産会社など10社。本物の社員も参加し、自分の行動や判断が社会とどんなつながりを持つのか学ぶのがねらいだ。銀行は融資をするか決めるのが仕事。融資の依頼に来たのはゲーム会社。ウォーキングゲーム開発の3万円の融資を起業計画書とともに申し込みに来た。融資チームは早速、聞き取り調査を行った。重視したのは会社の熱意。社長は社会への貢献をアピールしたが融資チームは社長の熱意にもかかわらず難色を示する。会社が一丸となっているのか不安を感じ、社員にも追加の聞き取りをすることに。社員の熱意やこだわりまで踏まえて出した結論は「融資決定」。物事をさまざまな角度から見たり仮説を立てたり、時に批判したりして過ごした授業だった。
警視庁が公開している地図によると杉並区、目黒区、足立区などに特殊詐欺の電話がかかってきている。特殊詐欺の被害を水際で防ごうという取り組みをご紹介する。先月、国立市のコンビニエンスストアで店員に向けた特殊詐欺被害防止の訓練が行われた。訓練は被害者役の男性が慌てて店を訪れたところからパソコンにウイルスに感染したという警告が表示され詐欺グループから修理には電子マネーが必要だと指示を受けたという想定。これに対し店員は客に目的を聞き出し、警察に通報するまでの手順を確認する。訓練のあと、警察官からの講評があった。特殊詐欺の被害防止にはコンビニや金融機関など水際での対策が重要。皆さんも周りに焦った様子で電子マネーを購入しようとする人などがいたらすでにだまされているおそれがあるので声をかけてあげてほしい。
栃木県大田原市の水族館の5歳のカピバラ・ミチルの水に入る練習が始まった。夏休みの公開までに深さ4メートルの大型水槽の中を泳げるようになるのが目標。しかし臆病なミチルはなかなか水槽に近づかず初日のきょう水に入ることはなかった。
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暑さを乗り切る激辛料理などを選ぶグルメ総選挙が群馬県館林市で始まった。コロナ禍のため5年ぶりの復活となったグルメ総選挙は市内の39の飲食店が考案した激辛や激甘、激冷のオリジナル料理を提供している。選挙では2つの店で食べると1票が与えられ、お気に入りの料理に票を投じる。
NHKさいたま放送局から中継。日本郵便では子どもたちに手紙に親しんでもらい暑中見舞いの文化を知ってもらおうと小学生から高校生までを対象に「第57回手紙作文コンクール」を開催。去年は8万6000点もの作品が全国から届くという。去年、暑中見舞い賞に輝いた埼玉県の小学生3人にその作品を読んでもらった。手紙の書き方が分からないというお子さん向けに今月の20日から21日にかけてはがきの書き方を教えてくれるという体験型のイベントが開催される。
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