- 出演者
- 猪原智紀 川崎寛司 松田利仁亜 小山径 高鍬亮 厚井大樹 宮島大輔 一柳亜矢子 白鳥哲也 坂下恵理 西岡遼 木村京 伊田晃都 山本未来
オープニングの挨拶。
今日の全国の現在の最高気温を伝えた。
県民医連・県民主医療機関連合会が、熊本地震の被災者らが暮らす益城町にある2か所の災害公営住宅の41人に対し調査を行い、回答者の86%が70代以上で、自治体などの見守りについて訪問がないと回答した人は6割近くにのぼった。災害公営住宅や地域で行われる行事への参加状況では、3割あまりが交流する機会がないと回答した。聞き取り調査では団地内では同じフロアの人と挨拶・立ち話する程度、どんな話も簡単には話せない ただただ孤独といった回答が寄せられた。災害公営住宅ではこれまでも孤立死した例も複数見られ、熊本県民医連は、多くの高齢者が一人暮らしで孤立しているケースも少なくない、ストレスや孤独から住民を守る支援を国や自治体は早急に検討すべきとしている。
熊本県立の高校・中学校・特別支援学校は、2025年度から年間に3日以内平日に休める日を設けた。子どもと家族が一緒に休める環境整備の一環で、県教委は家族と一緒に体験的な学習活動をする機会だと思ってほしいとしている。この3日は欠席扱いにはならず3日連続で休むこともできる。「くまなびの日」との名称で、原則として取得する7日前までに保護者から学校に届け出る必要があるほか、学校行事やテスト期間中などは取得できないこともある。
JR東日本は物流業界の人手不足解決につなげようと、盛岡駅から東京駅の東北新幹線の客室に荷物を積み運ぶ取り組みを今日から開始した。山林火災で大きな被害を受けた大船渡市を支援しようと、乾燥わかめやお菓子などの箱計60箱が積み込まれた。運ばれたわかめなどは今日午後以降、首都圏の駅の売店や物産展で販売される。
今月13日に開幕した大阪・関西万博では、脱炭素社会の実現に向け水素燃料電池船が大阪市街地と会場を結ぶ旅客船として運航されている。町内に原子力発電所があるおおい町では、発電時に二酸化炭素を出さない原発で作った電気で水素を製造する施設が3月から稼働しており、今朝、製造した水素を旅客船の燃料として大阪に向けて搬出した。今朝運び出された水素は約25キロで、今日午後には大阪に到着し来週以降燃料として使われる予定。今後も付きに1回程度万博に水素を供給する。
出水市ではニホンミツバチの新しい嬢王蜂が誕生し、母親の嬢王蜂が働き蜂を連れて新たな巣を作る分蜂が始まった。分蜂は春に最も多く見られ、群れの数が増えることから養蜂家もこのタイミングに合わせて巣箱を増やし、秋に1回しか取れないハチミツをより多く採取する狙い。ただ分蜂がいつ始まるのかわかりにくいため、群れが自然に還ることもあるという。
13日に開幕した大阪・関西万博をきっかけに日本の相撲文化を国内外に発信しようと会場で8月4日にイベントが開催される。全国各地から9つの自治体が参加してそれぞれの地域の相撲文化が紹介される。古くから相撲文化が根付く奄美群島からは瀬戸内町・徳之島町が参加し、瀬戸内町は赤ちゃんの土俵入り、相撲甚句を披露する予定。徳之島町は、地元の出身力士で米軍統治下に密航して本土へ渡り第46代横綱にまで上り詰めた朝潮太郎について紹介する予定。瀬戸内町の鎌田愛人町長は、奄美大島は伝統文化として相撲が根付いている、大きな機会ととらえインバウンドを含めた相撲ツーリズムの拡大につなげたいと語っている。
高校野球では去年のセンバツから新基準の低反発バットが導入された。飛距離が落ちるとされていたが1年経って比較すると安打の数は90本近く増えている。またホームラン数は倍、二塁打・三塁打も得点も増えている。野球解説者の坂口裕之さんは、体の使い方の研究やトレーニングの仕方、遠くに飛ばすためのフォーム作りが必要になると話す。低反発バットに対応するために花巻東高校ではウェイトリフティング女子日本代表の監督に就任した冨田史子さんのアドバイスを受けながら体の連動性や瞬発力を養ってきた。優勝した神奈川の横浜高校は打撃のスタイルを変えた。打球角度30度のライナー性の打球を飛ばすことを徹底してきたという。その結果今大会では5試合で33得点と、低反発バットに順応出来ていると実感している。
弘前市の弘前公園で今日午前園内のソメイヨシノが開花した。弘前公園は全国有数の桜の名所で、おとといからは「弘前さくらまつり」が開催されている。今日午前、市の職員がソメイヨシノの標準木の開花を確認した。平年より4日早く、去年よりは4日遅い開花となる。記念セレモニーでは桜田宏市長が開花を宣言したあと、地元の幼稚園児たちと風船を飛ばして祝った。
JR東日本はこれまで新幹線の車内販売用スペースに荷物を載せて運ぶ事業を行ってきたが、物流需要の高まりに対応するため、客室を活用しより多くの荷物を運ぶ事業を新たに始めた。今朝は県内で水揚げされたホタテやヒラメなどの海産物のほか引っ越しの荷物など、これまでの3倍以上の約140箱が積み込まれた。JR東日本は毎週金曜日に新青森発東京行きの新幹線で海産物・精密部品・医療用品など最大200箱程度を輸送する。新幹線を使った場合の実輸送時間はトラックに比べ5時間程度短縮できるほか、二酸化炭素の排出量も10分の1程度まで減らせるという。
宇美町の学びの多様化学校は町立の小中学校の分校として開校し、今日は通学する児童・生徒など約90人が参加して記念式典が開かれた。この学校では子どもたちの状況に合わせて登校時間やカリキュラム、学習方法を柔軟に決めることができ、教室には一人で学習できるスペースも設けられている。宇美町によると、小学生7人・中学生19人が通学するという。学びの多様化学校は県内では去年大牟田市に初めて開校したほか、今年度新たに6校が設置される。
延伸工事が進められている北海道新幹線の新函館北斗駅と札幌駅間で使用する、1本の長さ150mのレールが製造元の北九州市から順次輸送される。鉄道・運輸機構によると、従来は25mごとに切断して輸送し敷設工事の際に溶接されるが、北海道で保管場所の環境が整ったことで切断せずに輸送を行うこととなった。今日は鉄道・運輸機構や製造した日本製鉄の関係者らが参加して初めての輸送を祝うセレモニーがあった。テープカットのあと28本のレールを乗せた貨物列車が北海道・長万部駅に向けて出発した。現地には3日後に到着する予定。150mのレールは今後も製造が続き、約3年間に400本ほどが順次輸送される予定。
松山市には日露戦争時のロシア帝国の捕虜で、現在のロシアとウクライナ出身の兵士が共に眠る墓地がある。ロシアとウクライナの間に平和が訪れることを願いながら墓地を清掃する中学生がいる。勝山中学校の生徒たちは学校近くのロシア兵墓地を毎月1回欠かさず清掃している。日露戦争当時、松山市の捕虜収容所では延べ6000人が暮らした。墓地には帰国が叶わず亡くなった兵士98人が埋葬されている。40年余り前、教頭の呼びかけで清掃活動が始まった。学校には墓地に関する書籍などに加え、これまでの活動の記録が保管されており、この活動は道徳の教科書にも載った。生徒たちの活動に心を動かされた人も。菅田顕さんは8歳のときに松山空襲を経験し、シベリア抑留から戻った叔父の変わり果てた姿が今も忘れられないという。ロシアの印象は大変悪かったというが、中学生の清掃活動を見て感動し墓地を訪れたロシア人とも交流、今は墓地の保存会の会長も務めている。松山市では墓地での慰霊祭などを続けてきたが軍事侵攻を受け今は中止されている。菅田顕さんは、本当にまた来てほしい、交流の場になりたいと語った。
中学生によるロシア兵墓地の清掃活動は毎月第2土曜日に行われており多いときには200人近い生徒が参加するという。兵士を治療する病院が松山城にあり、そこから帝政ロシア時代の金貨が見つかった。金貨には捕虜の名前と看病した日本人の看護婦の名前が刻まれている。松山に捕虜収容所があったことについては、瀬戸内の穏やかな気候や港から街中まで鉄道が通っていて人や物の輸送に便利だったからとされている。
くじゅう連山は標高1700メートルを超える山々が連なり九州の屋根とも呼ばれている。今月20日の山開きを前に今日は山の警察隊の発足式が竹田市の登山で行われた。山の警察隊は警察官や地元のボランティアなど約30人で構成されている。その後登山道に危険な場所がないか、道しるべのテープが外れていないかなどを点検するためパトロールに出発した。去年県内で起きた山岳遭難は51件で最多に並び、死亡は4人と前年の2倍になっている。山の警察隊隊長の小宮忠士課長は、登山届は捜索する時の重要な資料となるので必ず届け出をするよう呼びかけた。
原子力発電所で出る高レベル放射性廃棄物の最終処分地の選定をめぐり玄海町では、NUMO(原子力発電環境整備機構)が選定への3段階の調査のうち第1段階の文献調査を実施している。こうした中、地域住民に文献調査を説明し意見交換などを行う場が玄海町役場で初めて開かれ、地元の代表と公募で選ばれた住民ら合わせて18人が参加した。参加者からは、町民は住み続けることができるのかといった質問が出された。対話を行う場は今後3か月に1回程度開催される予定。
木枯らし紋次郎シリーズで知られる作家・笹沢左保さんは1988年に佐賀市富士町に移住して7年間暮らした経験があり、当時自宅を建てた佐賀市の住宅メーカーの建物内にゆかりの品を集めた展示スペースがオープンした。これまでは笹沢さんの自宅だった住宅が記念館として運営されていたが、今年2月に閉館になったのに伴い今回展示スペースとして整備された。笹沢さんが執筆した時代小説や推理小説など含む蔵書約1000冊や、佐賀で過ごした時期に書いた直筆の原稿などが展示されている。また、なじみの飲食店に贈った直筆の色紙も展示されている。展示スペースはミサワホーム佐賀 2階で午前10時~午後5時まで。
長崎市にある国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館は、原爆の悲惨さを世界に伝え核兵器廃絶を訴えようと被爆60年の平成17年から海外で原爆展を毎年開いている。原爆投下から80年となる今年、イギリス北部のスコットランドで開催される。スコットランドは長崎にゆかりが深い、日本の近代化に貢献した商人トーマス・グラバーの出身地であることなどから開催地に決まったという。開催は秋頃の予定で、現地で展示の説明ができるガイドを育成するため開催前に関係者を長崎に招き被爆の実相の研修も行うという。海外での原爆展はこれまで14カ国で開催され核保有国での開催は3カ国目となる。