- 出演者
- 八木麻紗子 萩谷麻衣子 大下容子 杉村太蔵 松尾由美子 佐々木亮太 菅原知弘 斎藤康貴 林美沙希 林美桜 水越祐一
米露会談の最新情報をモスクワから中継で伝えた。会談終了後、ロシア大統領府のウシャコフ大統領補佐官は「今回、妥協には至らなかった」と明らかにした。会談では領土問題などを中心に話し合われたが、会談に先立ってプーチン大統領はウクライナ東部・ドンバス地方をロシア領だと国際社会が容認しろという厳しい条件を突きつけていた。今回の会談は交渉というよりロシアの要求を一方的に伝える、トランプ大統領に対してもっとゼレンスキー大統領に圧力をかけるようロシア側が迫る意味合いの強いものだった。来年のプーチン大統領のカレンダーには「ロシアは何事をも恐れない国だ」「われわれの成功と勝利こそがロシアの未来だ」といった言葉が並んでいる。関係者によると、プーチン大統領は目標を変えず、一切譲歩する気配はない。ゼレンスキー大統領の側近の汚職問題が深刻化していることもあり、プーチン大統領としては今こそウクライナに圧力を強めるチャンスだと捉えているとみられる。ロシア国内では一部の帰還兵が起こした事件が社会問題になり、停戦となったら大混乱が起こるのではと懸念している。きのうのプーチン大統領の「ヨーロッパと戦争をする準備がある」といった発言も注意して見ていく必要がある。
2日、モスクワでアメリカ・ウィトコフ特使、クシュナー氏とロシア・プーチン大統領の米露会談が行われたが、その裏でロシア・ショイグ安全保障会議書記と中国・王毅外相の中露会談が行われていた。慶応大学・廣瀬陽子教授によると、公表された和平案の他に「米中露」に関する項目があり、ウクライナ侵攻の和平協議で中国の影響力を大きくしたい狙いがあるとみられる。中露会談については「ロシア側は中国とつながりを強くアピールすることで米国への牽制のカードになると考えていると思う」と指摘した。弁護士・萩谷麻衣子は「特にロシアは領土問題にこだわっているが自己矛盾している。今回の特別軍事作戦はウクライナで弾圧されているロシア住民を救出するためやむを得ないことだと言って始めたはず。領土を奪う必要性はない。アメリカ側が押し返すのか、押し返せるのかにかかっている」、元衆議院議員・杉村太蔵は「トランプ大統領、プーチン大統領、習近平国家主席はG3時代を見据えてるのかなという感じがする」などとコメントした。
先月27日、フランス・マクロン大統領が新たな兵役制度導入を発表した。新たな兵役制度は「志願兵制」で、18歳~25歳の男女が対象となり、任務は10カ月間、報酬は月額最低約14万円。1996年にシラク元大統領が徴兵制を廃止したフランスで志願兵制度が導入される。フランス国民は「志願者は少ないだろう」「若者に頼るのではなく、新しい兵器を開発する必要がある」という声が聞かれた一方で、「戦争しなければならなくなったら私は行く」「大賛成」という声も聞かれた。世論調査では志願兵制に62%が賛成したが、18歳~24歳では賛成43%、反対44%という結果だった。フランスが軍備増強を進める背景にあるのがロシアの脅威。さらに、欧州・ロシア情勢に詳しい米・戦略国際問題研究所のシュヴルー氏は「アメリカがヨーロッパから手を引く可能性があり得る。欧米関係は従来のような性質ではなくなった。だからより積極的で独自の安全保障政策を追求するようになった。ヨーロッパの市民はロシアの脅威に自分たちが脆弱だと危機感を抱くようになった」と指摘した。今、ドイツでも軍備増強の動きが起きている。新たな志願兵制度の導入へドイツも動き出した。この新たな制度が将来見据えているのが徴兵制だという。
先月13日、ドイツ政府は兵力増強に向け新たな兵役制度で志願兵を集める方針を発表。(BBC)。法案は今月可決され、来年施行される見通し。志願兵とは一定期間の軍務に就く兵士のこと。ドイツ連邦軍は現在約18万人。来年約2万人増員し、今後10年間で最大26万人を目標にしている。また予備役を約20万人追加する。来年、18歳のすべての男女を対象に兵役への関心や意思を問う質問状を送付する。男性は回答する義務があり、女性は任意。政府は志願者を増やすために給与を月額で最低約47万円に引き上げ、1年以上勤務した人には運転免許取得に補助金を用意するという。(ドイツ国防省)。去年4月、ブロイアー連邦軍総監はロシアがウクライナ侵攻で影響を受けた軍を再建すれば「5年~8年以内にNATO加盟国を攻撃する可能性がある」として、「2029年までに準備を整えなくてはならない」と指摘していた。IMFによると、ドイツの財政赤字は2027年にGDP比約4%に拡大する見込み。(ロイター通信)。ドイツの憲法に記される「債務ブレーキ」とは2009年の金融危機への対応として当時のメルケル政権が設けた制度で、政府の財政赤字をGDP比0.35%未満に抑えるというもの。3月、ドイツは国防費などを債務ブレーキから除外する憲法改正を行った。1920年代のハイパーインフレがナチス台頭の一因となったことなどから財政規律を重んじてきたが、大きな政策転換につながるということだった。
ドイツは財政悪化がナチスの台頭を招いたということで財政規律を重視してきたが、軍備増強に大きく舵を切った。翻訳家・エッセイストのマライ・メントラインは「多くの国民は納得している。ウクライナ戦争から大きく意識が変わった。債務ブレーキを部分的にやめるという話だが、インフラや気候変動への投資も可能になった。ドイツは数年間あまり国内に投資してこなかったから、今回はその予算も用意するということで納得感が大きかった。情報戦に対する警戒感も強まっている。徴兵制を停止して14年だが、意外と軍人が集まらず、人が足りなくなってきた。ウクライナ戦争になって防衛を考えないといけないという意識になり、人不足が話題になって慌てている状況。若い世代はドイツを一つの国としてではなくEUで考えている人たちが多い」などと解説した。
ドイツの新たな兵役制度では必要な人員を確保できない場合、徴兵を議会で検討する可能性も出てくる。(BBC)。与党内では「徴兵くじ引き制」という形で義務的な要素を導入する案も出ている。(AFP通信)。ドイツでは冷戦終結後に防衛支出が大幅に縮小し、徴兵制は2011年に停止。新たな兵役制度では2027年から18歳の男性全員に兵役適性を判断する身体検査を行い、戦争が勃発した場合は質問状や身体検査の結果を活用する。(BBC)。ドイツ誌「シュテルン」と世論調査会社フォルサの調査によると、徴兵義務は54%が賛成した一方で、18歳~29歳では63%が反対。17歳のジミさんは「死にたくないし撃たれなくない。人を撃ちたくもない」と話す一方、21歳のジェイソンさんは「平和と民主主義を守るために貢献したい」と軍に入隊したという。翻訳家・エッセイストのマライ・メントラインは「14年前までは仕事として軍人になる人たちも多かったが、停止したら減ってしまった。信仰上の理由などで軍に加わりたくないという人は救済システムとして奉仕活動がある。徴兵制を復活させると大半の人を徴兵しないといけないが、キャパがないので矛盾がある。ロシアと国境を接しているフィンランドは人口が約500万人だが、予備兵が87万人もいる。そんなフィンランドでさえも予備兵の65歳という制限年齢をもっと高くしようという話が出ている」などと解説した。
元統合幕僚長・河野克俊さんは「人手不足は非常に大きな問題だ。いろいろな面で同じ個人に対して負担がかかってくる。それが非効率化にもつながっていくし、戦力ダウンになってくる」と話した。自衛隊員の処遇改善は進められているというが、人員不足に歯止めがかかっていない。そこにはどんな事情があるのか。
中国の3隻目となる空母「福建」が先月就役した。式典には習近平国家主席も出席し隊員らを激励した。習主席の悲願とされるのが台湾統一。台湾・頼清徳総統は「中国は2027年までの台湾の武力統一完了を目標に軍備増強を加速させている」と主張している。時事通信によると、中国軍が年内に台湾を包囲する大規模演習を再開する観測が浮上している。日本を取り巻く安全保障環境が厳しくなる中、自衛隊の人員不足は構造的な問題になっている。元統合幕僚長・河野克俊さんは「一人何役もやらなくてはならない負担が増える。いろいろな面で個人に対して負担がかかってくる。それが非効率化にもつながっていくし、戦力ダウンになってくる」と話した。自衛隊の人員は約2万7000人不足している。石破政権下では初任給の引き上げなど処遇改善に取り組んできたが大きな改善にはつながっていない。隊員は機密保持の観点からスマートフォンの使用が一部制限されており、河野氏はスマホ世代の若者にとって大きな障壁となり自衛隊が敬遠される要因になっていると指摘する。別の要因として河野氏は「憲法上、自衛隊は疑義が入る組織。そこも間接的には響いてきているところもあるんじゃないか」と指摘した。一方で、高市政権は人員不足に対し、AIの活用を重点的に進めていく方針を示している。
日本も防衛力を強化しようとしているが、ドイツなどヨーロッパはどう見ているのか。翻訳家・エッセイストのマライ・メントラインは「自衛隊の立ち位置の曖昧さに驚いている人が多いと思う。積極的な他国の支援が制限されるので、日本として将来的に本当に問題ないのかという疑問は来る。アメリカが手を引くような素振りを見せているので、安全保障はこのまま維持されるのか、日本は大丈夫なのかという心配はしている。まずは外交ファーストだと思うが、外交には限界がある。裏切る相手がいるかもしれないとなると、軍が必要になってくる場面もある。仲間を守るための軍をドイツは考えている」などと解説した。日本は処遇の改善やAIの活用で人員不足を補おうとしている。杉村は「小泉防衛大臣が就任してから言うのはアメリカの軍人は駅でも空港でも優先的に搭乗できたりする。厳しい安全保障環境の中で日々、国を守ってくれる隊員の皆さんに対する私たち国民の感謝の気持ちを高めていくことも重要じゃないか」などとコメントした。
「おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-」の番組宣伝。
イギリス・ロンドンの夜に1000人以上のサンタクロースが出現した。サンタクロースのコスチュームを身に着けた1000人以上の参加者たちがロンドン中心部を駆け抜けていく。2日夜にがん「肉腫」の患者を支援する慈善団体がメインスポンサーを務めるチャリティーイベントが行われた。3日間で3000人の参加が見込まれていて、参加費約6600円の一部が治療費などに充てられる。
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- がん「肉腫」ロンドン(イギリス)
あさって金曜日にかけて真冬並みの強烈な寒気が流れ込む予想で、日本海側の広い範囲で今夜から大雪や猛吹雪となり、交通機関などに影響が出る恐れがある。関東など太平洋側も真冬のような厳しい寒さとなり、あすの東京は11℃までしか上がらない予想。
このあとは「徹子の部屋」。
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