- 出演者
- 後藤輝基(フットボールアワー) ホラン千秋 小籔千豊 三田寛子 大友花恋 中村歌之助
高円寺・荻窪のある杉並区。昭和57年に制作された映像からクイズを出題。
昭和57年はテレホンカードが初めて発行され、それが使える緑の公衆電話が設置された年。さらに500円が紙幣から硬貨として発行されたのもこの年。そんな昭和57年の映像を見て10代・20代は何に驚いたのか。そして当時の杉並区の映像が流れた。令和世代の意見から4つをピックアップしており、点数は難度により10点・20点・30点で設定し合計得点の高いチームが勝利となる。
「昭和57年の杉並区の映像 10代・20代が驚いた事は?」のクイズ。まずは三田寛子がゴミの日でゴミ箱ごとを出していると答えて正解となり20点となった。当時はゴミバケツでのゴミ出しが主流でゴミ収集が終わるとゴミバケツを持ち帰る姿がよく見られた。しかし昭和の終わり頃になると共働き世帯が増え、ゴミ収集が出勤後だとバケツを回収できなくなる問題が発生。やがてバケツから黒い袋となり半透明の袋へと変わっていった。東京23区では現在もふた付きの容器または中身の見える袋とあり、ゴミバケツのままゴミ出しOKな地域は多い。
次に中村歌之助が騒音の表示が設置されていると答えて正解となり10点となった。現在は工事現場などで見かける騒音計だが昭和の時代は幹線道路や駅前など、街中にいくつも設置されていた。さらに「ホン」という日本独自の単位が書かれており国際基準の「phon」というものとは全く別物であるとのこと。そして平成5年からは「dB」へと変更となった。ちなみに環境省が掲げる当時の騒音に関する環境基準は幹線道路などでは65ホン以下にすることが求められていたが、当時は74でかなりうるさかったといえる。昭和の時代はエンジン音が大きいディーゼル車が多かったためかなりうるさかったが、現在は静かなハイブリッド車などが主流となり騒音をほとんど感じられなくなった。
次に三田寛子が自転車が盗まれ放題?と答えて正解となり10点となった。駅前に放置自転車が映像に映っていたがその煩雑さはもちろん自転車の盗難を心配する声も多かった。平成13年までは自転車の盗難事件が増え続けていたが、昭和57年は盗難自転車が増加した時代だった。そして平成13年からは急激に低下した。それは駐輪場の整備・放置自転車の撤去を強化などがあげられる。また自転車の盗難が減少した理由として忘れてはならないのは鍵の進化である。当時は箱形錠だったが防犯力が弱かった。その後馬蹄錠が登場し、盗難されにくくなった。最近ではチェーンつきU字ロックも登場し防犯グッズは日々進化を続けている。また駐輪場も立体駐輪場などに進化しており自転車の盗難も減少しているとのこと。
次に大友花恋が歩道脇に板のガードレールがあると答えて正解となり30点となった。かつて歩道と車道を仕切っていたのは板状のガードレールだったが、現在はパイプ状になっている。現在も板状のガードレールは存在しているが幹線道路や自転車専用道路などで使用されるのが主流になている。なぜかというと国土交通省のガードレール設置基準に「歩車道境界に設置される防護柵の形状は歩行者等に配慮した形状とする事」と定められたからだという。ガードレールよりガードパイプのほうが運転手から歩道を歩く子どもが認識しやすいということからガードレールは歩道から姿を消していった。そして令和チーム40点-30点昭和チームとなり令和チームが金一封となった。
あるお題に対してなるべく昔のものとなるべく新しいものを答え、その年代の幅を競う個人戦のクイズ。今回のテーマは「新語・流行語大賞」。去年は「ふてほど」が年間大賞となったがその始まりは1984年で40年間世相を反映させてきた。今回は1984年~2023年までのなるべく昔のものと新しいものを答えるという。ルールとしてノミネートだけのものは含まれず、年間大賞やトップテンといった何かしら入賞したことのある言葉だけが対象となる。
- キーワード
- ふてほどユーキャン新語・流行語大賞
全員が一斉にフリップで答えを出してそれぞれの新語・流行語について話した。
新語・流行語大賞を1年ずつ確認していく。1984年の金賞の「オシンドローム」は当時放送されたNHK連続テレビ小説「おしん」にちなんだ新語で数々の苦難を乗り越えるおしんに共感するという意味で生まれた言葉だった。そして大衆賞には「す・ご・い・で・す・ネッ」が選ばれていた。1985年はこの年民営化された「NTT」が銅賞となり流行語には「私はコレで会社をやめました」が選ばれていた。続いて1986年は「ファミコン」「新人類」が選ばれていた。1987年はこの年ヒットした「マルサの女」から「マルサ」が選ばれていた。1988年は「ドライ戦争」「5時から(男)」「ユンケルンバ ガンバルンバ」などCMから生まれた言葉が選ばれていた。1989年は漫画から生まれた「オバタリアン」という迷惑な中年女性を風刺する言葉が受賞していた。1990年は「ファジィ」という当時販売された「ファジィ家電」から流行りだした言葉でちょっと頭のいい家電に付けられた名前だった。
- キーワード
- 5時から(男)す・ご・い・で・す・ネッオシンドロームオバタリアンドライ戦争ファジィファミコンマルサマルサの女ユンケルンバ ガンバルンバ新人類新語・流行語大賞日本電信電話私はコレで会社をやめました連続テレビ小説 おしん
続いては1991年で「若貴」「僕は死にましぇ~ん」を抑えて年間大賞に輝いたのは「…じゃあ~りませんか」だった。1992年は当時100歳の双子の姉妹「きんさん・ぎんさん」が年間大賞で流行語金賞は「冬彦さん」でドラマ「ずっとあなたが好きだった」で佐野史郎さんの演じるマザコン男の名前だった。1993年はダチョウ倶楽部の「聞いてないよォ」などが受賞。1994年はイチローが日本プロ野球界初の200安打を達成し「イチロー(効果)」が受賞。1995年は「だ・よ・ね(DA・YO・NE) ま、いっか(MAICCA)」という爆発的ブームとなった日本語ラップが受賞。1996年は「チョベリバ/チョベリグ」が受賞。1997年は「失楽園(する)」「たまごっち」「もののけ(姫)」が受賞。1998年はパイレーツの「だっちゅーの」が年間大賞に。1999年は「西暦2000年問題」などが入った。
- キーワード
- 101回目のプロポーズ2000年問題DA.YO.NEMAICCA~まいっかきんさん・ぎんさんじゃあ~りませんかずっとあなたが好きだったたまごっちだっちゅーのもののけ姫イチローイチロー(効果)ダチョウ倶楽部チャーリー浜チョベリグチョベリバパイレーツ佐野史郎僕は死にましぇ~ん冬彦失楽園聞いてないよォ若貴
2000年は慎吾ママの「おっはー」などが受賞。2001年は当時の小泉総理に関する言葉が大賞に。2002年は東京の多摩川に現れたアザラシの「タマちゃん」や「W杯(中津江村)」「ベッカム様」が受賞。2003年はテツandトモの「なんでだろう~」や「毒まんじゅう」「マニフェスト」などが受賞。
2004年はアテネ五輪で金メダルを獲得した北島選手がレース後に放った「チョー気持ちいい」などが受賞。2005年はレイザーラモンHGの「フォーー!」がトップテン入り。2006年は荒川静香がトリノオリンピックで見せた「イナバウアー」が年間大賞になり「mixi(ミクシィ)」がトップテン入り。2007年は当時の宮崎県知事・東国原英夫の「(宮崎を)どげんかせんといかん」が年間大賞で「そんなの関係ねぇ」「どんだけぇ~」がトップテン入り。2008年は「アラフォー」が受賞。2009年はトップテンに「こども店長」「草食男子」がトップテン入りし年会大賞は「政権交代」だった。2010年は当時人気を博した「AKB48」や「食べるラー油」「~なう」がトップテン入り。2011年は「スマホ」がランクイン。2012年は「iPS細胞」「爆弾低気圧」がトップテン入りし年間大賞はスギちゃんの「ワイルドだろぉ」だった。
- キーワード
- AKB48HGIKKOこども店長そんなの関係ねぇどげんかせんといかんなうアテネオリンピックアニマル浜口アラフォーイナバウアースギちゃんスマホチョー気持ちいいトリノオリンピックフォー!ミクシィワイルドだろぉ世界の中心で、愛をさけぶ人工多能性幹細胞北島康介小島よしお政権交代東国原英夫浜口京子爆弾低気圧草食男子荒川静香食べるラー油
2013年は新語・流行語大賞が4つで「今でしょ!」「お・も・て・な・し」「じぇじぇじぇ」「倍返し」だった。2014年は日本エレキテル連合の「ダメよ~ダメダメ」が年間大賞になり「カープ女子」「壁ドン」がトップテン入り。2015年は「五郎丸(ポーズ)」「安心して下さい、穿いてますよ。」がトップテン入り。2016年はピコ太郎の「PPAP」がトップテン入り。2017年は「インスタ映え」が年間大賞を受賞。2018年は「そだねー」が年間大賞になり「(大迫)半端ないって」「おっさんずラブ」がトップテン入りとなった。2019年はラグビーW杯での日本代表のスローガン「ONE TEAM」が年間大賞に。2020年は「3密」が年間大賞となり「アベノマスク」「オンライン○○」「GoToキャンペーン」「ソロキャンプ」とコロナ関連の言葉が選ばれた。2021年は大谷翔平選手の「リアル二刀流/ショータイム」が年間大賞となり「うっせぇわ」「Z世代」がトップテン入りとなった。2022年は「村上様」が年間大賞となった。2023年は38年ぶりに日本一となった阪神タイガースの「アレ(A・R・E)」が年間大賞となり「蛙化現象」「ペッパーミル・パフォーマンス」がトップテン入りし選考委員特別賞はとにかく明るい安村のギャグが英語で返り咲いた「I’m wearing pants!」が選ばれた。
- キーワード
- 3密Go To キャンペーンI’m wearing pants!ONE TEAMPPAPZ世代あまちゃんうっせぇわおっさんずラブお・も・て・な・しじぇじぇじぇそだねーとにかく明るい安村アベノマスクアレ(A.R.E.)インスタ映えオンライン○○カープ女子ショータイムソロキャンプダメよ~ダメダメピコ太郎ペッパーミル・パフォーマンス/ラーズ・ヌートバーラグビーワールドカップラーズ・ヌートバーリアル二刀流五郎丸歩今でしょ!倍返し半沢直樹半端ないって壁ドン大谷翔平安心して下さい、穿いてますよ。憧れるのをやめましょう新語・流行語大賞日本エレキテル連合村上宗隆村上様林修滝川クリステル蛙化現象阪神タイガース
ポイントを見ていき1位は小籔千豊となった。
「THE世代感」の次回予告をした。
「ホンノウスイッチ」の番組宣伝をした。