2024年12月27日放送 22:00 - 22:54 テレビ東京

ガイアの夜明け
【角上魚類の年末商戦2024】

出演者
松下奈緒 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像が流れた。

角上魚類の2024年末商戦
安くて旨い人気店「角上魚類」 勝負の年末商戦!舞台裏に密着

東京・東久留米市にあるのは鮮魚チェーン「角上魚類」の小平店。関東を中心に展開する23店舗の中の、随一の繁盛店。人気の理由はまるで市場のような雰囲気や、専門店ならではの圧倒的な品揃え、そして何よりお値打ち感。強みは創業の地・新潟から直送されてくる鮮度抜群の魚。しかし、全国的な漁獲量の減少で仕入れが減っている現状もある。店長の川崎真論さんは小平店を任されて4年目。今年は品不足に加えて物価高で、値付けに迷い続けた1年だった。通常の2倍を売り上げる勝負の12月。今回は、角上魚類の年末商戦や、常識破りの新たな挑戦を追った。

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スタジオトーク

案内人・松下奈緒によるモノローグ。2024年は物価高などに翻弄された1年だった。今回は、角上魚類の2024年末商戦を追った。

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角上魚類角上魚類ホールディングス
絶品イクラ!緊迫の価格交渉

10月下旬、さいたま市にある角上魚類の美園本社。社長の柳下浩伸さん同席のもと、年末商戦に向けた恒例行事であるイクラの品評会が行われた。今年、国産のイクラは秋サケの歴史的な不漁を受け、価格は去年の1.5倍に高騰していた。そこで今回は、安い海外産のイクラも候補に加えられていた。しかし、柳下さんは角上魚類のプライドをかけ、国産のものを扱うことにした。できるだけ価格を抑えられるよう、バイヤーが北海道まで価格交渉に向かった。年末商戦に向けて買い付けたい量は17トン。最初に提示された額よりも10円ほど安い値段で交渉成立となった。

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魚が不足…凄腕バイヤーの闘い

日本海に面した古くからの港町である新潟県の寺泊に、角上魚類の本店はある。角上魚類は1974年、1店の鮮魚店から始まった。現在は従業人1279人、売上高426億円の企業に成長した。その原動力となったのは、新潟市にある地方卸売市場・新潟市場である。ここに、バイヤーの有馬徹さんの姿があった。この冬の水揚げ状況を確かめに来ていた。有馬さんは携帯電話を取り出し、豊洲市場にいるバイヤーの呉井宏之さんに電話をかけた。お互いの状況を確認しながら買い付けを行う。角上魚類が取り扱う鮮魚は1ヶ月で約700トン。しかし、漁獲量の減少で市場に魚が集まらない。角上魚類の仕入れは岐路を迎えていた。年末商戦が迫る中、新しい仕入れルートを開拓するため、有馬さんと呉井さんは鳥取県の境港に足を運んだ。大量の紅ズワイガニが水揚げされた。カニは鮮度が落ちやすいため、大半は地元の加工用に回る。生で売り切る自信がある有馬さんたちは、これらの買い付けに大量の紅ズワイガニの買い付けに成功した。また、石川県金沢市には、普段新潟で仕入れを担当している加藤雅章さんと木村利博さんが向かった。狙いは冬の食卓に欠かせない寒ブリ。地元新潟のブリが手に入りづらくなったため能登の寒ブリに目をつけた。大量に買うことで相場を上げすぎないようにすることにも気をつけおり、結局、金沢での買い付けは断念した。

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冬の味覚 “寒ブリ”を大量買い!

寒ブリを求め、加藤さんと木村さんは石川県七尾市の七尾市公設地方卸売市場を訪れた。七尾は県内有数の水揚げ量を誇る。震災の爪痕は深く残っており、まだ復興途上にある。多くの港も被害を受けた。ブリ漁の最盛期に起きた元日の大地震。そのため、この冬にかける漁師たちの思いは並々ならぬものがあった。定置網にははち切れそうなほどのブリがかかっていた。加藤さんと木村さんは150本のブリの買い付けに成功した。翌朝、角上魚類の東京・小平店に届いた。年末商戦の目玉商品として、しゃぶしゃぶ用のブリを売り出した。

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旨い魚を安く届ける新戦略とは

年の瀬の大勝負に向け、仕入れを強化する角上魚類。瀬戸内海では旨い魚を安く届ける新たな挑戦が始まっていた。

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配信情報

「ガイアの夜明け」はテレ東BIZとU-NEXTで配信。

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スタジオトーク

案内人・松下奈緒によるモノローグ。漁獲量が減り、取引価格も高騰する中でも、新鮮な魚を安く手に入れようと、新たな仕入先の開拓に奔走する角上魚類。その一方で、危機的な状況を迎えている地方の漁協を救いながら、安い食材を食卓に届ける新たな挑戦が始まっていた。

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“未知なる地魚”に客が殺到!

瀬戸内海、愛媛・伊方町沖。ここで40年間漁を営んできた前田隆さん。温暖化の影響で、冬にハモが獲れるなど、海が変化している。前田さんは翌朝、愛媛県八幡浜市の卸売市場にハモを持ち込んだ。夏のイメージがあるハモだが、実は冬の時期の方が脂が乗って美味しいと市場関係者は語る。八幡浜市水産物地方卸売市場は、水揚げ高は県内2位。魚の種類は多いが、それぞれの量が少なく、流通に乗せにくいのが悩み。愛媛県は養殖生産量が45年連続日本一。その一方で、天然魚の販売が課題となっている。市場には、愛媛県町職員の稲井大典さんからの依頼で、角上魚類の有馬さんたちが訪れていた。天然魚を売るために愛媛県が角上魚類を頼った形。角上魚類としても、安くて美味しい地魚を手に入れるまたとないチャンスだった。翌朝、神奈川県大和市の角上魚類・つきみ野店に、買い付けた魚が届けられた。愛媛の公式キャラクター“みきゃん”と、稲井さんも駆けつけていた。20種類以上の地魚が並ぶ「愛媛フェア」が開催され、盛況だった。角上魚類は「愛媛フェア」を今後も各店舗で開催することに決めた。

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富士山麓に“サーモン50万匹”!?

人気のサーモンに価格高騰の危機が迫っていた。安く、安定的に確保するため、角上魚類が動く。

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配信情報

「ガイアの夜明け」はTVerで配信。

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TVer
富士山麓に“サーモン50万匹”!?

歴史的円安の影響などで、輸入サーモンの価格が高騰し、角上魚類でもこの2年で4割値上げした。富士山麓、静岡県小山町にあるノルウェー企業・プロキシマーの工場に、角上魚類のバイヤーが訪れた。日本初のアトランティックサーモンの陸上養殖場がある。角上魚類はこのサーモンを購入する初めての企業となった。これまではノルウェーから空輸していたが、国内産に切り替えることで、輸送コストや為替の影響を受けないことや、鮮度が保たれることなどメリットがある。角上魚類では国産アトランティックサーモンを毎月3000匹仕入れていく予定。

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200キロ級“巨大マグロ”で勝負

年末商戦に向けて最後の追い込みに入ったバイヤーたちは、長崎県・黒島の養殖場を訪れた。ここでは夏に日本海で捕獲したマグロを冬まで育てて出荷する、短期養殖が行われていた。バイヤーたちは、自信を持って年末商戦を戦えるマグロを確保した。

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全国の“安くて旨い魚”が集結!

12月中旬、年末商戦を迎えた角上魚類・小平店。店の前の特設テントにはお歳暮用の新巻き鮭が並んでいた。バックヤードには、バイヤーたちが全国を飛び回って仕入れた逸品が、続々と届く。多くのお客さんが訪れ大盛況。角上魚類の年末商戦は、これから佳境を迎えていく。

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(エンディング)
エンディングトーク

案内人・松下奈緒によるモノローグ。2024年はまもなく終わりを告げる。様々な困難に直面しながらも、そこで闘う人たちがいる。誰かの笑顔のために闘う姿は尊い。2025年はさらに眩しい笑顔で溢れる年となることを祈願している。

次回予告

「ガイアの夜明け」の次回予告。

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