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京都は7月から祇園祭で、三木鶏卵では1日で1500個の卵を使ってだし巻き卵を作っていると紹介。だしは利尻昆布や宗田鰹節等で取り、これを卵と合わせ手前から奥に巻く京巻きと呼ばれる技で巻かれる。侘家古暦堂では石の器を熱して作る石焼き親子丼が名物で、特製の鶏がら出汁を混ぜられる。京料理 清和荘では卵と旬の食材で工夫を凝らし、鱧とささがきにしたごぼうを一番出汁で炊いた所に溶き卵を流した鱧の柳川風鍋があると紹介。
京都美山町は江戸時代から続くかやぶきの里で、水の郷百選にも選ばれた由良川が流れている。美山町の戸川養鶏場は独自の養鶏法で2000羽を育てており、厳選した飼料と水は天然の地下水を使用して純国産鶏のもみじを広い鶏舎で平飼いしている。元気な鶏が産む卵は甘みやコクが強くカドがなく食べやすい味になっていると紹介。通常は通信販売などで1つ130円で販売しているがその魅力をより広めるため百貨店等に赴き販売している。評判は口コミで広がり著名なレストランなどでも使用されている。
オープニング映像。
カステラの原型というパォンデロー。ポルトガルでは洗礼式や結婚式など教会の行事に欠かせない伝統菓子。16世紀、キリスト教と共に日本に伝わり、カステラに発展したそう。妻・智子さんが作るまかないは干し鱈とフライドポテトなどを炒め、たまごで閉じる。ポルトガルで教わった家庭料理。家族ぐるみの付き合いの戸川さんと頂いた。たまごから生まれた縁を大切にしている戸川さん。美山に移住し、養鶏家になったのは8年前、42歳の頃。それまで東京などで経営コンサルタントの仕事をしていたが、たまたま平飼いの養鶏場を担当することになり、興味を抱いたそう。2016年、養鶏家に転身。師匠は地元養鶏家の中野喜友さん。当初は心配だったという。中野さんがまず教えたのは養鶏の大切な考え方。良い卵をとるというよりは良い鶏を育てる。毎日のように毛艶などを見て体調をチェック。専門書を読み養鶏を様々な角度から探求した。今年から大学院に通い、新たな養鶏の可能性を探っている。町おこしサークルの学生たちと地元で始めたのは鶏のエサのトウモロコシ作り。畑は耕作放棄地を活用。養鶏場の堆肥を使い、種を蒔いた。さらに地元農家に協力を依頼。トウモロコシ栽培と養鶏を繋ぐことで良質な卵を生み出し、さらに地域の活性化を目指している。戸川さんを応援したいと訪ねた料理人がいる。京都市郊外で週末市場を主催するイタリアンの匠・福村賢一シェフ。20代イタリア・ローマで修行。京都ではイタリアンの先駆けとして知られ、独創的な料理を生み出している。実は自宅で鶏を飼うほど卵好き。料理の力で応援したいとやって来た。戸川さんはシェフに卵を産む役目を終えた鶏の活用を依頼。まずは塩焼きにして頂く。硬いけど噛んでると旨味が出るという。福村シェフはレストランに戻り料理に挑戦。戸川さんも参加する。まずは卵本来の味を生かすイタリアン。トウモロコシやホウレンソウを加え、パルメザンチーズをたっぷり。これをよく混ぜ火にかける。
美山の卵本来の味を生かすイタリアン。ローマっ子の休日の楽しみ、マンマの味フリッタータの完成。「トウモロコシのシャキシャキ感と卵のいい香りが込みでおいしい」とコメント。続いては念願のひね鶏。捌いてみると身が硬い。まずは塩もみ。ローズマリーやニンニクを加えて炒める。
ひね鶏のカッチャトーラは昔狩人が森で料理をしたものだと紹介。レストランでの試食では好評で戸川倫成さんは美味しい料理を通して地域が活性化していくことは魅力があること等と話した。
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エンディング映像。
食彩の王国の番組宣伝。