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- マツコ・デラックス
「とろ~りクリーミー!グラタンの世界」。冷凍やコンビニでも楽しめるのだという。
料理研究家のジョーさん・東山広樹さんにグラタンの魅力を伝えてもらう。ピカールではフランスの本格グラタンが並んでいて、「タラとジャガイモのグラタン・グラン」「BIO カンタルチーズソースの全粒粉マカロニ・グラタン」「ジャガイモのクリームグラタン」など10種にも上っている。
コンビニでも多様な製品が作られているが、窒素を充填する技術が開発されるなど技術の進化が見られる。ファミリーマートはたんぱく質抱負な「サラダチキンとブロッコリーのグラタン」、ローソンは鮮度を保つのが難しかった明太子を使った「博多明太子使用 明太もちチーズグラタン」などを使っている。セブン-イレブンは「セブンプレミアム マカロニグラタン」を楽しむことができる。味の素冷凍食品の「カップに入ったエビのグラタン」は自然解凍させれば保冷剤の代わりとなるのも特徴で、クリームチーズがパサパサしない鍵という。無印良品の「生乳仕立てのホワイトソースグラタン かぼちゃと鶏肉」はかぼちゃを熟度管理しているのだという。ロイヤルホスト系列のロイヤルデリからは「きたあかり ポテトグラタン」などが展開されていて、こちらはプロトン凍結という技術がじゃがいものパサつきを防いでいるのだという。
全国に専門店が急増しているグラタン。その新たな魅力を伝えたいとやって来たのは、グラタンレシピを毎年20種類以上考案している料理研究家のジョーさん。と、100種類のグラタンを食べ歩いてきた料理研究家の東山さん。超名店の絶品グラタンから、北海道の最強グラタン専門店を紹介する。残り物のおかずをアレンジした超簡単レシピも紹介。
グラタンは、16世紀頃フランスで誕生し、主な具材はじゃがいもだった。日本では、具材がマカロニや海鮮など、変化を遂げている。日本現存の最古の記録では、メイン食材がマカロニとなっている。グラタンは、フランス・ドーフィネ地方のじゃがいも料理「ドフィノワ」がルーツになっているという。フランス語で「焦げ」のことを「グラチネ」と言い、それが語源だという。「ドフィノワ」を調理中、焦がして失敗したところから、グラタンが誕生したと言われている。昭和初期、横浜ホテルニューグランドでドリアが誕生した。初代料理長のサリー・ワイルが体調を崩した宿泊客のために考案したもの。テレビ番組「きょうの料理」で、放送開始した月に、マカロニグラタンを紹介し、知名度がアップ。家庭でも作られ始めた。百貨店にも多くの洋食店ができ、1972年には、味の素が冷凍グラタンを発売し、家庭の味として広まった。
料理研究家のジョーと東山広樹が味が全く違うホワイトソースの名店を紹介。
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- 丸の内(東京)
上野駅から徒歩3分にある「洋食 黒船亭」は、明治35年に創業されオノ・ヨーコやジョンレノンが訪れたことのある名店。黒船亭のホワイトソースの作り方は、直火ではなくオーブンでじっくり熱を入れることで濃厚に仕上げている。さらに、エビを粉砕した粉を入れて濃厚さや旨味をUPしている。こうした出来た「エビのグラタン」は、たっぷりのパン粉でこんがりで、中には大ぶりのエビが入っている。
藤が丘駅から徒歩15分にある「Guri’s Kitchen」は、2023年にオープンした洋食店。このお店では、ホワイトソースに静岡県のまかいの牧場で生産しているノンホモ牛乳を使用している。
水曜日のダウンタウンの番組宣伝。
銀座にある老舗洋食店 煉瓦亭のホワイトソースは弱火で30分かけてじっくり加熱していて、さらにそこから濾すことでサラサラ食感を実現している。グラタンの具材はロングマカロニとハムで、ホワイトソースと具材の塩気が絶妙に混ざりあった一品。
北海道・美瑛町にあるグラタン専門店 VIVA食堂は道外からもお客さんが来るほどの全国的名店。ホワイトソースは美瑛産の小麦粉 きたほなみと美瑛牛乳を使用し、玉ねぎや鶏油などをブレンドしたオリジナルチキンスープをかけ合わせている。
VIVA食堂の「北海道VIBESグラタン」はユリ根をトッピングしていて、甘みたっぷりのホワイトソースが北海道の食材のうまみを引き上げている。
スタジオでは「チーズとホワイトソースを合わせるとなんでも美味しくなる」などの話が出た。
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- 青森県
青森県・中央弘前駅近くの創作郷土料理の店 菊富士本店のグラタンはリンゴと帆立という青森県のご当地食材を使っていて、果実の甘さと帆立の塩気が絶妙な美味しさを作り出した一品。
「世界くらべてみたらSP」「水曜日のダウンタウン」「それって実際どうなの会SP」の番組宣伝。
グラタンの魅力は具材を選ばない包容力ということで包容力がヤバい絶品ご当地グラタンを紹介。和歌山県にある世界遺産高野山、ふもとの山道が始まる町九度山町にあるグラタン専門店グラタンカフェでは高野山生まれのご当地食材ごま豆腐をいれたグラタンが食べられる。中国から空海がごまを持ち帰り高野山で精進料理として誕生したごま豆腐の「ごま豆腐と納豆のバジルソース」は独自のホワイトソースとバジルソースがアクセントになっている。
他にも愛知では名物のきしめんを入れたグラタン「えびグラタン 宮きしめん入り」があり太めのもちもち麺がクリームソースと相性抜群でマカロニとはまた違った食感が楽しめる。
また東京のご当地食材もんじゃを使った「もんじゃ焼きグラタン」は農耕グラタンとせんべいのパリパリ食感がたまらない一品。
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- かすがい三宿もんじゃ焼きグラタン東京都
福島県では地元名産馬肉を使った「馬肉グラタン」や神奈川は珍しい食材あん肝を使った「あん肝とれんこんのパングラタン」などがある。フランスでは甘いグラタンも一般的でカスタードの表面を焦がしたスイーツなどもグラタンに分類される。
フルーツや海鮮などどんな食材も包み込む万能料理のグラタンだが多くの人が面倒だというグラタン作りについて2人は「2日目グラタンを広めたい!決め手はダシ」と紹介した。2日目に余ったおかずに市販のホワイトソースをやけて焼くだけで新しいおかずになるということ。