- 出演者
- -
オープニング映像。
千葉県南房総市で菜の花を育てる農家を取材した。菜の花はアブラナ科の植物の総称で、かぶ・白菜・キャベツ・小松菜などもこれに含まれる。野菜の菜の花といわれているものは「菜花」という、花まで食べられる食用の品種。冬の間に土に霜が降りると、糖分を蓄えて甘くなるという。
千葉県南房総市で菜の花を育てる農家を取材した。食用の「菜花」は花がつぼみのうちに収穫。親株の1本は残しておくとまた花が出てくるという。8万坪・東京ドーム6個分の畑で育てられすべて手摘みで収穫している。選果場ではスーパーへの出荷用として1袋約150g、3本から7本ずつを袋詰めしていた。ご飯はスタッフが寮の台所で作ってくれた。
菜の花農家のまかない料理を、料理上手でお母さんと慕われるベテランスタッフが作った。「菜花」を細かく刻み、ニラや長ねぎを加えて味付け。豚ひき肉を混ぜて餃子の皮で包み、具材の緑色が透けて見える焼き餃子にした。他にはゆでた菜花と塩昆布・紅しょうがを混ぜ込んだおにぎり、タラの芽の天ぷらなど。デザートのキンカンの甘露煮は、家になっているもので手作りしたという。
千葉県匝瑳市は九十九里海岸に面し、名産は九十九里沖のマイワシ、海岸のハマグリなど。市による「匝瑳の逸品」に認定された、ある名産品を作る農家を取材した。
市内で代々1300年以上農家をしているという男性を取材した。育てているのは米と大豆で、自家製の味噌も作っている。声をかけると自家菜園の春菊の畑で収穫をしていた。自家製の味噌は「おしゃべりみそ」として匝瑳の逸品に認定。1年熟成、2年熟成のみそを販売している。母屋は築200年、縁側では切り干し大根を干していた。ご主人は奥さんと両親、長男・長女の6人暮らし。庭では平飼いで鶏を飼い、卵も販売していた。
農家の奥さんがお昼ご飯作りを見せてくれた。自家製味噌「おしゃべりみそ」の味噌汁は毎食欠かさないといい、具材は自家菜園の聖護院大根、ワカメに油揚げ。鶏肉のソーセージは卵を産み終えた鶏の肉で作ったもので、鍋を薪ストーブに乗せて湯せんした。別の鍋にはイタリア料理のハチノスの煮込みが出来上がっていた。
千葉県匝瑳市の農家の奥さんがお昼ご飯作りを見せてくれた。イタリア料理のハチノスの煮込みはトリッパといい、イタリアで料理修業をしていた奥さんが仕込んだもの。奥さんは早稲田大学卒業後にイタリアに留学、食科学大学でイタリア発祥のスローフードを学んだ。日本スローフード協会の代表理事でもある。玄米もちは自家製、切ってから菜種油で揚げて揚げ餅に。大根おろしとカツオ節、自家製の米醤油と焼き海苔をかけた。大根の皮の醤油漬けは、皮を刻んで生姜と一緒に漬け込んだご飯のおとも。鶏肉のソーセージは3歳の長男の好物、ご主人の母は鶏舎の朝どれ卵とご飯で卵かけご飯にした。
千葉・館山市で三瓶がご飯調査。館山市の漁場では様々な魚が水揚げされる。人気スポット渚の博物館はさかなクンが名誉館長を務める。
三瓶は「食彩空間 花水木」へ。オーナー兼料理長の星さんに旬の魚・寒ビラメを見せてもらった。店は家族でやっているという。三瓶は刺身定食を味わい、あなたのご飯見せて下さいと依頼し交渉成立となった。
三瓶は星さんの母親・みね子さんの自宅へ。星さんは同じ敷地内の別の建物に住んでいた。3人の子どもはみね子さん宅に毎日遊びに行っている。まず星さんの妻・妙子さんが一品作る。かんべレタスを食べやすい大きさに切り、ソーセージ、玉ねぎ、にんじんを鍋に入れ煮込んでいく。コンソメで味付けし牛乳を入れて煮込む。レタスを鍋に入れたら火を止めて予熱で温めて「レタスのミルクスープ」の完成。続いてキンセンカを天ぷらにした。みね子さんは鯛の棒寿司を作る。昆布じめした鯛を使い、中には卵焼きが入っている。星さん一家の晩御飯は「かんべレタスのミルクスープ」「食用キンセンカの天ぷら」「鯛の棒寿司」「金目鯛の煮付け」だった。星さんの子どもがみね子さんへの感謝の手紙を読み上げた。
番組公式グッズを発売中。詳しくは番組ホームページへ。
住宅街に響くモーター音に引かれて音をたどると「いずみや鮮魚店」を見つけた。房総半島の魚を全国の市場や業者に卸す仲買人で、店頭販売もしている。春先のおすすめの魚を聞くと、時期が早いがサワラが入荷、地元ブランドの金目鯛も入っていると答えた。女将さんは番組を知っており、夕食を見せてくれることになった。
番組オリジナルグッズを発売中。詳しくは番組ホームページへ。
千葉県鴨川市「いずみや鮮魚店」を取材。ご主人が鴨川漁港で魚を仕入れているといい、取材させてもらった。漁船からサワラやブリを買い付けて大阪・名古屋・豊洲などの市場に配送、魚は翌朝の競りに出される。社長であるご主人自ら豊洲の夜景を見に車を出すこともあるという。夕方になってから晩ご飯の取材に自宅を訪れると、家は夫婦の住む母屋と息子夫婦の家の2軒あった。息子は小学校の先生、娘が鮮魚店を切り盛り。漁港では厳しい顔だったご主人は、家では笑顔で5人の孫たちと遊んでいた。
鮮魚店一家の晩ご飯を見せてもらった。きょう仕入れた金目鯛は煮付けに、サワラは切り身にして塩焼きに。刺身にしたサワラも出された。他には手作りのたくあんと大根の味噌汁など。きのうの晩ご飯はステーキだったといい、きのう取材に来られたら笑い話になったかもと述べた。
番組オリジナルグッズを発売中。詳しくは番組ホームページへ。