曲げわっぱは杉や檜などの薄板を筒状にして樹の皮で縫い留めした日本伝統の器。木工職人のブレンダンさんは曲げわっぱを愛するアメリカ人男性。曲げわっぱはご飯の余分な水分を吸収し最後のお米1粒まで立ったままという。材料の杉の木は抗菌作用があり、ご飯が傷みにくい。曲げわっぱ作りを見せてもらった。

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オテゴ（アメリカ）ケンタッキー州（アメリカ）バーンハートワシントンD.C.（アメリカ）主婦の友社成田国際空港曲げわっぱと常備菜で、おいしさぎっしり、おべんとう。

秋田県大館市は曲げわっぱ発祥の地という。大館曲げわっぱは1980年に経済産業大臣が指定する伝統的工芸品に認定された。林業の職人が使っていたお弁当箱を城主が下級武士に奨励して産業が発展した。ブレンダンさんは柴田慶信商店を訪れ、柴田昌正さんと会った。柴田さんにブレンダンさんが作った曲げわっぱを見てもらったところ70点という。

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ポルトガルからカステラなどの南蛮菓子が伝わったことで江戸時代に玉子焼きが誕生。6年前に卵焼きを愛するモロッコのイルハムさんをご招待。池波正太郎が好んだという「銀座寿司幸 本店」を訪れた。まず取り出したのはあたり鉢。茹でた芝海老をすり潰し、砂糖・白身魚の練り物を加えて混ぜていく。卵を数回に分け、少しずつ合わせていく。1枚に使う卵の量は10個。ゆっくり混ぜること30分、醤油と少量の塩を加えて生地が完成した。出来上がった生地は、油をひいた玉子焼き鍋に全て流し込んで焼き上げるのが特徴。焼いている間は換気扇を止め、熱を逃さないようにしている。また超弱火で焼き上げるため、換気扇をつけると火が消えてしまうという。上からは2kgの炭火で焼いていき、焼き目がついたら炭を動かしながら40分かけて焼き上げる。

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1枚焼くのに約2時間、1日平均4枚焼き上げる。

トラウデン直美は馬が好きで、馬場馬術という競技をやっていると話した。

寿司幸の玉子焼きが完成。イルハムさんは玉子焼きを試食した。

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玉子の握り銀座寿司幸

イルハムさんは帰国後に300回玉子焼きを作っている。帰国後は在モロッコ日本国大使館の求人を見つけ応募したという。日本語講師をしながら日本国大使館で広報・文化担当の職員として働いている。

からあげは日本の年間消費量が400億個。銀座・三笠会館でメニューとして採用された。2年前、アルゼンチン、からあげを愛するカミーロさんをご招待。カミーロさんを快く受けいれてくれたのは「ぶんごや」。カミーロさんはまず揚げたてのからあげを味わった。その後、お店の白衣を借りからあげの作り方を教わった。塩で鶏肉を揉むと浸透圧により、鶏肉の水分が外にでて、その状態でタレに漬け込むと、タレが中に染み込んでくれる。タレは1か月寝かせた秘伝のタレ。揉み込んだら1日寝かせる。鶏肉にでんぷん粉を付け、菜種油で揚げる。二度揚げはしないという。揚がって10分後が食べやすく味もよい。

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からあげグランプリにんにくぶんごや本店アルゼンチンニチレイフーズリンゴ三笠會館中津市（大分）生姜銀座（東京）

カミーロさんは帰国後日本での経験を活かしてからあげの屋台を開店したという。

曲げわっぱ作りは分業制で12年をかけて全ての工程ができるようになる。約1か月に3種類ずつ合計600個を製作している。剥ぎ取りは板の両端を薄くする作業で両端が重なる部分を他と同じ厚さにする。ブレンダンさんはニッポンのカンナに初挑戦した。カンナは室町時代に大陸から伝わり、日本で独自に進化した。

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柴田慶信商店

板は一晩水に浸けた後80度で4時間煮沸する。板によって挟む力を調整し、素早さと木バサミの力加減が重要という。この後固定したまま数日乾燥させ食品に適合した接着剤で接着する。底板と蓋を入れヤスリをかける。板が重なっている部分に山桜の皮を編み込む。カバとじの柄には様々な願いがあるという。

作業後は郷土料理で歓迎会が開かれた。かやきは季節野菜や山菜などを煮込んだおもてなし料理という。わらびの竿煮、あきたこまちを使ったきりたんぽ鍋を紹介。

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あきたこまち比内地鶏

曲げわっぱりには東北産の天然杉を使う。冬目は硬く曲げわっぱを頑丈にし、夏目は柔らかくご飯を美味しくする。木材は美しい木目だった。ブレンダンさんは剥ぎ取りの猛練習を行った。また、天然秋田杉で曲げわっぱを作ることになった。天然秋田杉は平成25年から資源の保護で伐採が中止されている市場に出回っていない希少材料という。

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幻の天然秋田杉で曲げわっぱを作る。乾燥の期間中は曲げわっぱ体験教室のお手伝いや雪かきなど。接着前に端とりの加工。製作日数8日間で完成した。ブレンダンさんの技術力は格段にアップした。オリジナル柄もデザインしたという。

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アメリカ秋田杉

別れの時、ブレンダンさんはキャニスターを柴田さんにプレゼントした。

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柴田さんはブレンダンさんに山桜の皮や曲げわっぱ作りの道具一式をプレゼントした。曲げわっぱのフタには記念に名前が刻印されていた。

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大館市（秋田）

2025年2月、ビデオレターを柴田慶信商店のもとへ。

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柴田慶信商店

テレビ東京開局60周年特別企画ドラマスペシャル「晴れたらいいね」の番組宣伝。

柴田さんは新作の曲げわっぱを製作していた。源平というブランドを立ち上げたという。白太は赤太と同じ耐久性があるという。白太は吸収性が高く吸収性を抑えるため漆塗装を行う。ブレンダンさんからはビデオレターが贈られた。ニューヨークで購入したあきたこまちが食卓の定番になっているという。納屋を工房に改装し曲げわっぱを作り、山桜に似た素材を使用している。

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世界！ニッポン行きたい人応援団の次回予告。