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- ウエンツ瑛士 田中瞳
ガストは客で賑わう。物価高のなか値下げをしたのだ。がすとは定番メニューやアルコール飲料など「チーズINハンバーグ」は800円から750円など30品目、去年11月に値下げした。多くのチェーン店で値下げが相次ぐ。その理由は?いちよし経済研究所の鮫島さんが解説。鮫島さんはガストの値下げについて、店にとってもプラスになる値下げだという。一昨年からの値上げで消費者が疲れをだし、ガストは値下げにふくみきった。客数を増やしファミレスにいくならガストと思わせるためか。小皿料理を増やし、もう1品頼んでもらうためだ。どうすれば儲かるか飲食業界は考え値下げをしているという。
スタジオメンバーらは100に近い理解度を示す。安くなると他のものを頼んでしまうという。すかいらーくHDの平野さんは客の来店は増え、皿数や単価も増えて売上増だという。戦略的な値下げは他の外食チェーンもはじめた。なか卯の「親子丼」は卵高騰のなか40円値下げし客数はふえて売上増。幸楽苑は11品を20円から70円値下げしサイドメニューなどの売上増が増えたそうだ。デフレとは違う値下げだといい、客単価をいかにかげるかの値下げで満足度があがる値下げだという。小皿は女性や高齢者をねらってハーフサイズを増やしている。ガストは湯で時間の短いパスタを開発中。看板メニューを値下げすると売上増のほかに、値下げメニューに集中するのでキッチンのオペレーションがあがるメリットも有り人手を減らせる。食材価格はピークアウトをしているといい、小麦の価格が11%下がった一方、外食企業はセルフオーダーなどでコスト削減できているの値下げをして集客をするのが2024年のトレンドだという。
近年相次ぐ新幹線の開業。2016年に北海道新幹線の一部区間、2022年に西九州新幹線が開通した。そして今年3月には北陸新幹線が金沢から敦賀まで繋がり東京から福井まで初めて3時間を切る。そんななか能登半島を1月1日、震度7の地震が襲った。しかし新幹線の延伸には大きな影響はないという。石川県の馳浩知事も復興と経済対策は同時並行で進める必要があると開業日の予定変更を求める声はないとしている。その開業を前に福井では駅前ではタワーマンションの建設が急ピッチで進んでいた。その横のビルではマリオット系列のホテルや地元の食を集めたフードホールが新幹線の開業に合わせて準備を急いでいる。さらに県内随一の集客力を誇る恐竜博物館もリニューアルオープン。経済効果は福井だけで約300億円あると見られている。さらに福井以外にも大きな経済効果が期待されているのは路面電車やブリでおなじみの富山県。鉄道ジャーナリストの渡部史絵さんが注目するのは関西方面からのアクセス。これまで大阪から金沢までへは2時間31分、大阪から富山までへは3時間4分だったのが、新幹線が伸びることで金沢へは22分短縮され最短2時間9分に、富山は29分短縮され最短2時間35分になる。そのためこれまで便が悪いことで嫌煙されがちだった富山への観光がいま注目されている。大阪から富山へのツアーを企画する旅行会社もたくさん出てきている。一方富山も大きなチャンスだと感じ、色んなことを始めている。
渡部さんは「これまで関西から北陸に行く場合は特急サンダーバードに乗って金沢まで行っていた。しかし今回敦賀まで新幹線が伸びるので富山まで行こうよということになる。富山県は鉄道や軌道が発展している。新幹線で富山で降りて、中央改札口を出てすぐ目の前に路面電車が出迎えてくれる。」などと伝えた。
今月中旬、富山駅を訪ねた。駅周辺はそれほど甚大な被害が出ていないという。北陸新幹線の延伸について地元の人は期待しているようだ。富山駅から15kmほど西にある射水市では去年12月、関西の人を対象としたモニターツアーが行われていた。富山には観光スポットが数多くあるがなぜ射水市なのか。水辺の穏やかな風景から“日本のベニス”と呼ばれているそう。イタリアのベニスと比べてみると確かにいくつも共通点がある。このツアーの目玉は新しく始めた観光船のナイトクルーズ。ライトアップされた大型船やど迫力の巨大な橋を眺めながら向かったのが昼間とは違った顔を見せてくれる夜の“日本のベニス”。船の上からゆったりとノスタルジックな雰囲気を楽しめる。そして終点に近づくとなにやらにぎやかな音が。船から降りると獅子舞がお出迎え。地元の高校生たちが華麗な舞で歓迎してくれる。射水市観光協会はこの後再び大きな地震が起きなければ復興のためにもツアーを推奨したいとしている。
渡部さんは「福井県では100年に一度と言われていたり、金沢まで開業したときに富山を北陸新幹線が通ってはいるが、今回さらにチャンスがあるので第2の開業なんではないかと言われていて注目度が高まっている。」などと話した。ニュースのまとめは「復興に向けても北陸新幹線の延伸を明るい材料に!」。
2023年12月に観測されたオーロラの写真、このオーロラが見えた場所は?
やって来たのは北海道陸別町。今年1月11日にはマイナス27.1℃を記錄した。町民に話を伺うと2003年にもオーロラが出現したそう。去年12月1日には20年ぶりにオーロラが肉眼で確認された。今回は夜8時すぎに現れ1時間ほどで消えたという。陸別町には本格的な天文台「銀河の森天文台」もある。去年オーロラの撮影に成功した銀河の森天文台の中島さんに話を聞いた。陸別町で現れたのは赤いオーロラで、アラスカなどのグリーンのオーロラとは色が違う。その理由は太陽の活動で発生したプラズマが地球に到達することで起こる現象。今は太陽活動が活発化している周期に入っていて強力なオーロラが発生し易い状況になっている。陸別町は街の灯りに影響されにくいため肉眼で確認できるとのこと。普通のオーロラは緑だが、強いオーロラが現れると緑の上に赤いオーロラが現れる。北海道の地平線から見ると赤い部分だけ顔を出しているので赤く見えるという。
オーロラについて見たことがあるか?という質問に小堺一機は「あります。飛行機から見た。北極の上に置くと下にオーロラが見えた」などと話した。オーロラは長野・山口・広島でも観測されたことが過去にある。藤本美貴は「オーロラ見えなくても星がすごいキレイだったからそれを見るだけでもテンション上がりそう」などとコメントした。
2024年問題や年収の壁問題などニッポンの課題で注目されているのは週休3日制。政府は異次元の少子化対策で選択的週休3日制の普及を目指す。さらに国家公務員に拡大を検討している。街の人は週休3日制について、「良い」「難しい」「休みたいなら休みたいけど給料がかわらないなら」などと意見があった。週休3日制は定着するのか。第一生命経済研究所の星野さんが解説をする。星野さんは政府のねらいは人手不足を解消する武器だという。人手不足が深刻。企業は優れた人材を確保するために週休3日制を導入。2040年からは永遠の人手不足が深刻化。日本も働き方の選択をする時代で育児や介護、勉強の時間をつくれる。
週休3日の説明をきいたあと、藤本らは「人手が足りないのに休む」ことなどに疑問を持つ。星野さんは週休3日制は3つのタイプがあるというといい、ユニクロは休みがふえると1日の労働時間はふえて給与は一緒。みずほは休みが増え1日の労働時間はかわらず給与は減る。ヨーロッパ企業は休みが増え、時間と給与がかわらないなどと比較をし、ヨーロッパにおいつくことが目標で、同じパフォーマンスを短い時間でだせることが必要。
神奈川県の旅館、元湯陣屋は年中無休の旅館業で4年前から週休3日制を導入した。リフレッシュをしたり勉強したりできると従業員は話す。フロントのバックヤードはDX化をした運営。宿泊台帳をデジタル化したのだ。客の車認識など、監視カメラで判別をする。老舗旅館の改革はほかにも、厨房は巨大モニターがある。
神奈川県の旅館、元湯陣屋は週休3日制を導入した。厨房は巨大モニターがある。どなたが何を食べたか、アレルギー情報や好みなど共有しているのだ。温泉もデジタル化。湯温やタオルの数などをセンサーで知らせてくれる。ITで仕事効率があがり売上は10年前にくらべ2倍となった。
厨房が司令室だと旅館のDX化についてメンバーらはトーク。人手不足倒産がふえるなか人手を集められる企業、働きやすい環境をつくることが企業の戦略だとスタジオでトークをした。週2以上の休日をとる企業は7.5%、高齢者が働けるようになると無理なく休みながら働きたいニーズなので週休3日制を考える企業は増えるだろうなどと話をした。
星野さんはテレビ業界について、カンペを大きなタブレットなら1人1人めくらなくてもいいと話し、かえなくても人があつまってきたが、これから人が集まらない時代がやってくると星野さんは話した。
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次回はわかりにくい年金を徹底解説。さらに南極から中継。
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