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- マツコ・デラックス
今夜は夏の風物詩2連発。めんつゆで食べるだけではない、無限の可能性を秘めた「そうめん料理の世界」。後半はオカルトブーム再燃中。いま知ってほしい進化がすごい「お化け屋敷の世界」。今夜は「夏を乗り切るひんやり納涼SP」。
「そうめん料理の世界」を教えてくれるのは7年間で1,500種類のそうめん料理を開発し、研究を続ける元舞台俳優・日坂春奈さん。昨今の物価高でご飯は一食あたり約70円。そんな中そうめんは1食約35円と安さをキープ。しかも夏だけではなく年間を通して販売されている。しかしそんなそうめんに世間がもつイメージは「夏場にしか食べない」「めんつゆの味だけで飽きる」など。お中元の定番でもあり、昔から多くの家庭が持て余してしまうのが常だったそうめん。そんなときにこそアレンジしてお財布にも優しく飽きが解消されるという。中でも日坂さんが考案したそうめんの可能性が詰まったアレンジ料理が「そうめんシウマイ」。シウマイ8個に対して30グラムのそうめんを細かく折る。肉だねにまんべんなく押し付けてくっつけ、強火で10分蒸せば「そうめんシウマイ」の完成。マツコさんは「そうめんと言われれば…。シウマイが食べたいけど皮がないときとかね。でもシウマイって皮が食べたい時に食べたいのよね。揚げても良さそう」などと話した。
猛暑や物価高など、様々な負担がのしかかる日本の夏の食卓。そんないまこそ台所の救世主になれるのがそうめん料理。実はいまレシピサイトの投稿件数は3万件の注目度。さらに近年、全国に専門店も次々誕生し、そうめんの新しい可能性が追求されている。紹介してくれるのは夢だった舞台俳優を長年続けていた中で小豆島のそうめんに衝撃を受けて以来、7年間で1,500以上のそうめん料理を作り続け、ことし6月についにそうめん料理のレシピ本を出版。販売翌日に重版が決定するほど話題となっている。そんな日本で唯一のそうめん料理研究家・日坂さんが今夜アレンジ否定派のマツコさんに1,500種類のレシピを引っ提げて挑む。お米不足の救世主、この夏試してほしいそうめんレシピから、製麺所からこだわる種類別のそうめん活用レシピ、さらに究極の全工程手作りそうめんまで、この夏食べたい絶品が大集結。
日坂さんが、米の代わりになるそうめんアレンジを紹介。「そうめんキンパ」は、茹でたそうめんにごま油を和え、海苔にそうめん・具を乗せて巻いたら完成。ご飯より軽く食べられるため、猛暑で食欲が落ちる日にオススメ。「ふしめんパエリア」は、具材をカレー粉で炒め、水・そうめんを作る際にできる切れ端の「ふしめん」を入れて煮立たせたら完成。「そうめんいなり」は、そうめんにごま油・赤紫蘇ふりかけを混ぜ、油揚げに詰めたら完成。
これまで1500種類以上のそうめん料理を作ってきた日坂さんは、そうめん料理カレンダーを作成するほどのそうめん好き。日坂さん曰く。そうめんを美味しくするコツは、ザルに押し付け水分をよく絞ること。スタジオでマツコさんが、日坂さんオススメの「真砂喜之助製麺所」のそうめんを試食した。生地をミルフィーユのように何度も折り重ねる伝統技術により、強いコシを持ったクセになる食感になるという。
日本の3大そうめんは、兵庫の「播州そうめん」、香川の「小豆島そうめん」、奈良の「三輪そうめん」。全国には特徴ある製麺所が数多く存在しており、日坂さんがその製麺所の特徴を活かした絶品アレンジを紹介する。
稲庭うどん小川の「稲庭そうめん」は、稲庭うどんの製法を使って作られており、油を使用していないのが特徴。
極細三輪そうめんのコシを活かしたアレンジ料理は「焼きとうもろこしのチーズそうめん」。クリーミーな豆乳スープがコシの強い極細麺によく絡む。
さらに小豆島で作られる「島の光」はその温暖な気候を活かし、全国でも珍しい天日干しで麺を乾燥させることで究極の滑らかツルっと食感に。それを活かすアレンジ料理が「桃と生ハムのカッペリーニそうめん」。モチモチとした食感がフルーツ+オリーブオイルと相性抜群。
日坂さんイチオシの製麺所が創業48年の徳島「北室白扇」。極太が特徴の半田そうめんが看板商品。ひやむぎほどの太さの半田手延めんは江戸時代より続く伝統と麺文化の地域性が認められ特別に「そうめん」と表記できるようになった。生地を捻るように伸ばすことで独特の強いコシが生まれ、その触感は「舌の上ではねる」と言われるほど。その極太麺を活かしたアレンジ料理とは。
北室白扇 「半田手延めん 藍」のアレンジ「モロヘイヤのジェノベーゼそうめん」を食べたマツコは「モロヘイヤたっぷりだなっていう…。」などとコメント。強いコシとつるつるとした食感にモロヘイヤのネバネバ感が絡み合い麺の美味しさを引き上げるアレンジ料理。
日坂さんが究極だと思う究極の全工程手作りそうめんを作っているのが熊本県・南関町にある「雪の糸素麺 猿渡製麺所」。実はここ、創業300年以上!江戸時代には将軍家に素麺を献上していたという超老舗。
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- 南関町(熊本)雪の糸素麺 猿渡製麺所
集合時間に指定されたのは深夜3時。迎えてくれたのは熊本・南関町にある猿渡製麺所10代目店主・師富慶太朗さん。生地を2本の竹の棒に掛けながら麺を細くしていく「掛け巻き」が毎朝の日課。深夜3時から延々と同じ作業を繰り返し、気がつけば朝10時。なんとぶっ通しで7時間。ようやく一息と思いきや10時から翌日の生地づくりが始まる。手でこねることでグルテンの繊維がバラバラになり独特のコシになるという。10時から生地が納得のいく滑らかさになるまでこね約1時間。電話対応も1人でこなす。そして11時、休憩も取らずにすぐさま取り掛かるのは「箸分け」作業。気温や湿度で力加減が変わる高難度な工程。失敗したら切れてしまい、ここまでの作業が無駄になってしまうため手作業で行う場所は少ない。そして猿渡製麺所最大の特徴が雨の日限定の炭火で乾燥。マニアの間では激レア品としてこれを求める人は後を絶たない。その後、箸分けと乾燥作業に約4時間、先程ねかせた生地の切り出しと片付けで約4時間。気がつけば全ての作業が終わったのは夜7時。トータル16時間のそうめん作りが終了。夜9時に就寝し深夜2時に起床。そうめん中心の生活を5年続けている。
今回特別に究極の全工程手作りそうめんを試食したマツコは「本当だ、炭の香りがする。本当に細い。あたしが食べるのは身分がまだ違う。」などとコメントした。師富さんイチオシアレンジはそうめんを1時間黒蜜につけて冷やし砂糖・きなこ・塩をまぶした「そうめんの黒蜜きなこ漬け」。これを食べたマツコは「ウマいけど、炭の香りはもうない。」などとコメントした。
近年、ただ驚かせられるだけじゃない、新ジャンルのお化け屋敷が続々誕生。教えてくれるのはつまらない日常をぶち破ってくれるお化け屋敷と出会い、そのカオスな非日常観やアート性の虜になり、8年間で全国100箇所以上のお化け屋敷をめぐった大原さん。
街でお化け屋敷のイメージを聞くと、昔ながらのお化け屋敷のイメージを持つ人が多いが、大原さん曰く今はただ驚かされるだけじゃないそう。本当の恐怖はストレスになったりトラウマになるが、安全が担保された中での恐怖体験は快感に変わるという話もあるそう。
後楽園の東京ドームシティにある「呪いの硝子窓」は五味さんがプロデュースを行い、チームラボなども関わっており恐怖の演出が話題沸騰中のお化け屋敷。ストーリーは夫に裏切られて亡くなった妻の呪いによってこの家に来る人々はガラス窓に閉じ込められてしまうという物語。
「19番目のカルテ」・「世界くらべてみたら」・「水曜日のダウンタウン」の番組宣伝。
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