- 出演者
- 飯尾和樹(ずん) 阿川佐和子 柳沢慎吾 石原良純
きょうは神田明神~神保町周辺を紹介する。神田明神は徳川家康が関ヶ原の戦いに臨む際、戦勝祈願をして天下統一をしたと言われている。今回目指すのは創業年数合計800年以上。
まずは神田明神の参道へ。神田明神の参道を歩いて1分も経たないうちに入ったのは「いなり寿司 みやび」。秘伝のタレで甘辛く味付けされたこぶりなおいなりは、食べ歩きもしやすく観光客にも大人気。良純さんはお餅が好きとのことで「餅いなり」をいただいた。その他の人気商品「梅いなり」なども試食した。
本日のゲストは石原良純さんと柳沢慎吾さんだが、石原さんは飛行機遅延のため遅刻となっている。この番組は人生100年時代を迎え、大人が楽しめる食・旅・趣味を提案する。神田の地名の由来にはいくつかの説があるが、「神田」と「ミトシロ」と読み伊勢神宮に奉納する神の田んぼから来たという説がある。
江戸時代から甘酒に使う糀を扱っていた「天野家」。江戸時代後期、この周辺のエリアでは「糀屋」が100軒以上軒を連ねていたそう。糀は味噌・醤油・みりんなど調味料の材料になるので、糀屋は江戸の人々の食を支えた存在だった。売店の隣には甘酒と軽食が楽しめる喫茶室が併設されている。良純さんは暖かい甘酒とくず餅のセット、慎吾さんは自家製味噌をかけた味噌おでんのセットを注文した。甘酒は江戸時代、医者にかかれない町人が飲んでいたそう。現在も甘酒はその栄養価が高いことで注目されているが、江戸時代には砂糖は庶民の手の届かない高級品だったためそれに変わる甘味源としても飲まれていたんだそう。実は天野家の地下には江戸時代からある米糀の製造工場がある。地下6mの場所にある「土室」とよばれるこの部屋は温度と湿度が適度に保たれているため米糀を作るには最適な場所。かつては神田明神の方にまで土室があったが、現在は敷地内の地下のみで米糀を製造している。
柳沢さん・石原さんは「Y.&SONS」を訪れた。オーダーメイドの男性用着物専門店で、伝統と革新を融合させた着物を扱っているという。この店では、10秒で着られる着物もあるという。
「Y.&SONS」の10秒で着られる着物を紹介。着物の内側・外側のボタンを留め、ベルトを穴に通し留めるだけで着ることができるという。また、アルパカを使った作務衣用のパンツなど珍しいものも扱っている。
柳沢さん・石原さんは、鳥すきやきの名店「ぼたん」を訪れた。昔ながらの製法で作られている鳥すきやきは、ガスではなく炭火で火を通しているという。二人はランチ限定の「親子丼」を食べた。かつて作家の池波正太郎氏が訪れ、「食卓の情景」を書いたという。店名の「ぼたん」は、洋服の「ボタン」から来ている。
続いては神田須田町から歩いて約15分、神保町エリアで老舗めぐり。多くの古書店が集まる神保町は2025年の「世界で最もクールな街」第1位に輝いた現在大注目のエリア。古本屋は日が当たらない側に集中して並んでいる。2人が見つけたのは古い絵葉書や旅行案内、戦時資料などの専門店「永森書店」。戦前のものを多く扱っているため作られた当時の風景や風俗、さらに流行などの情報も提供できる貴重な場所にもなっている。「旅行案内」は地形をデフォルメして見やすく表現し、空から斜めに見下ろしたような視点で描かれている。旅行前の情報提供に役立てられていた。この店は創業から118年とのこと。
さらに古本屋街を散策すると店先に古書がおかれており、絵を描くための入門書に見えるものなどがあった。2人が訪れたのは江戸時代の和綴じの古書や浮世絵などを扱う「大屋書房」。外に置かれていたものは1000円~のお手軽なもので、店内のものはすべて手に取ることができる。店内には福沢諭吉の当時発行された「西洋事情」や「学問のすゝめ」。杉田玄白の「解体新書」などもありお値段は約400万円ほど。他にも興味深い古本があり、その本とは明治5年に刊行された日本初の西洋料理のレシピ本「西洋料理指南」。中にはカレーのレシピなどがかかれている。ここでスタジオの飯尾さん阿川さんに問題:「ガンモドキ」のごときものとはどんな洋食?正解すれば神田の老舗「近江屋洋菓子店」のフルーツポンチが食べられる。2人はコロッケと予想し正解しフルーツポンチ(4320円)を試食。西洋料理指南では当時の日本にはコロッケという言葉は存在せず、すでに存在していた日本の揚げ物料理のガンモドキに似たものとして表現された。お店は1882年・創業143年の老舗だった。
飯尾さんは「ソウダネくん、泡が多いとビールはどんな味になるの?」、ソウダネくんは「泡が多いとビールはクリーミーで香り高くなり、泡が蓋となり、ビールの風味を守る役割を果たします」などと話した。
「ANNスーパーJチャンネル」の番組宣伝。中国軍機によるレーダー照射について伝える。
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