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- 島本真衣 大下容子 松尾由美子 佐々木亮太 林美桜 水越祐一 柳澤秀夫 仁科健吾 能條桃子
外務省は、作成から30年が経過した外交文書11冊4421ページを公開した。それによると1993年、日米首脳会談を前に宮沢総理が外務省幹部に対し「皆がワシントンに行けというので元々乗り気ではないが行くことにした。米国に文句を言われに行くのだろう」と漏らしていた。当時、米国は大幅な対日貿易赤字を問題視していた。実際、会談の内容を記した極秘扱いの記録によると、米国側からは、「現在の貿易不均衡を続けることはできない」と迫られていた。宮沢総理は「巨大な不均衡は恥ずかしいものだ」と応じながらも、是正のための具体的な目標設定などは行わない考えを示していた。そのほか宮沢総理が外務省幹部との会話の中で、戦後生まれ初の米国大統領となったクリントン氏について「ブッシュ(元大統領)などと話をしていた時代と違って、新人類と付き合うことになる。戦後の人であるから頭が違っていると思わなくては仕方ない」と語っていたことも明らかになった。
製品評価技術基盤機構(NITE)によると、昨年度までの10年間のカセットコンロの事故91件のうち、調査中の事故を除く86件のおよそ4割が誤った使い方や不注意と推定されるものだった。異常に熱くなるような使い方をしたことでボンベが破裂してやけどを負ったケースや、装着が不十分でガスが漏れたまま点火し火災が発生したケースなどがあったという。NITEは取扱説明書の注意事項を守るよう呼びかけている。
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太平洋側では広い範囲で晴れている。上空の暖気の影響で日中の気温は関東から西の地域で15度以上となり、11月並みとなるところもありそう。15度以上になれば、宇都宮や前橋など関東北部はおよそ3週間ぶり、東京都心や埼玉など関東南部では5日ぶりのこととなる。ただ、寒さが和らぐのは今日だけで明日からは年末寒波となる見込み。北日本だけでなく関東甲信の山沿いでも警報級の大雪となる恐れがある。
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経済情報を伝えた。
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外務大臣としておよそ1年8か月ぶりとなる岩屋外務大臣の訪中について中、国共産党系の機関紙は日中関係改善と発展のチャンスだと評価した。「環球時報」は石破政権について「石破総理は田中角栄元総理の弟子で、対中政策でより現実的な協力を重視するようになった」と評価した。今回の訪中について中国側は友好的な側面を強調していて、日本が与那国島南方の排他的経済水域で新たな中国のブイを発見して抗議をしたことなどは一切報じていない。
クリスマスから一夜明け、大手スーパーでは来年の初売りに向けた準備が始まった。物価高の中、家計への応援を意識した食品などをそろえている。来年の元日営業に向けて準備が進むイオンでは、初売りの商品がお披露目された。高値が続く米などの食品を割り安に詰め合わせたカートや、余計なものは買いたくないという福袋への声を意識して自分で衣料品を2点以上組み合わせる中身を選べるタイプの福袋も用意している。また能登半島地震などを受けて防災意識が高まる中、水や軽食などを防災リュックに詰めた福袋も初めて展開する。
ロシアや北朝鮮など核の脅威が高まる中、日本被団協のノーベル平和賞受賞は私たちに何を問いかけているのだろうか。核兵器廃絶の訴えや原爆被害の調査などを行う日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が日本では50年ぶりとなるノーベル平和賞を受賞した。ノルウェー・ノーベル委員会によると、授賞式や関連イベントに詰めかけたジャーナリストは約200人、これは史上最多の人数だったという。世界が注目する中、行われた授賞式。さらにその後には現地の人たちと核廃絶を訴える日本被団協の人たちの姿があった。
池上彰のニュースそうだったのか!!3時間半SPの番組宣伝。
世界が注目した今年のノーベル平和賞。授賞式で演説を行ったのは日本被団協の田中煕巳代表委員。田中さんは13歳の時に長崎県で被爆、学生時代から約70年にわたり核廃絶を訴える活動に参加してきた。国際的な活動で重要な役割を担ってきたのが和田征子事務局次長。1歳の時に長崎県で被爆した和田さんは、英語で証言できる数少ない被爆者の1人で日本被団協のメンバーは授賞式以外に、現地で行われたイベントにも精力的に参加。授賞式後のパレードでは地元住民らと声を合わせて叫ぶ様子もあった。帰国後のおととい開かれた会見では、ノーベル委員から聞いた裏話をとして「来年受賞させようとおもっていたが議論していたら来年では遅い。来年の運動のために今年授賞して世界の世論を大きくしてほしいと思った」などと話した。
ノーベル平和賞の授賞式は10日にノルウェーの首都オスロで行われた。日本被団協の受賞理由について、ノルウェー・ノーベル委員会は「核兵器のない世界の実現を目指して尽力し、核兵器が二度と使われてはならないことを目撃証言を通じて身をもって示してきたことを評価した」としている。授賞式での演説で日本被団協・田中煕巳代表委員は「核兵器は1発たりとも持ってはいけないというのが原爆被害者の心からの願い。人類が核兵器で自滅することのないように、核兵器も戦争もない世界の人間社会を目指してともに頑張りましょう」と訴えた。
ウクライナや中東では戦禍がやまず核兵器の脅威が高まっている現実がある。ストックホルム国際平和研究所によると、今年1月時点の推計で世界の核弾頭の数は合計1万2121発。そのうち配備数は推定3904発。最多はロシアで5580発、次いで米国が5044発。イスラエルや北朝鮮なども保有しているとされている。こういった状況の中でロシア・プーチン大統領は先月、核兵器の使用条件を大幅に引き下げた「核ドクトリン」を承認。これによってウクライナの支援国も核抑止の対象になる。
「拡大抑止」とは、米国の核兵器を含む戦力による抑止力を同盟国の防衛にも適用すること。2010年から日米の事務レベルで協議を実施していて、今年7月には初の閣僚会合も開催された。ノーベル平和賞授賞式のあった10日の衆議院予算委員会で石破茂総理大臣は「拡大抑止を否定する考え方を私は持っていない」と主張。2021年に発効した核兵器の開発、保有などを全面的に禁止する核兵器禁止条約(TPNW)。については、日本は核保有国が参加していないことを主な理由に参加していない。これに関しても10日、石破総理は「(核兵器禁止条約に)正式に参加することは極めて困難」と述べている。核兵器禁止条約は現在、94の国が署名して、73の国が批准をしているが、日本は署名も批准もしていない。
番組は一昨日、さいたま市にある「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」の資料庫を訪れた。ここで資料整理を担当しているのは今月オスロに同行した栗原淑江さん。2011年に設立された継承する会は、被爆者の証言などの他、日本被団協の活動記録も収集。広島や長崎の原爆資料館は主に原爆被害の実態を展示しているが、継承する会は被爆者たちの運動を後世に伝えることも目的としている。現在は約1万8000点の資料を東京や埼玉の資料庫に分けて保管しているが、将来的には活動拠点を作りまとめたいという。オスロから帰国する際、栗原さんは田中代表委員から「(演説で)継承する会の固有名詞をあげて言いましたからね」との言葉をかけられたという。継承する会では今年から資料などのデジタル化を強化。その活動を支えているのが長崎出身で被爆3世の中尾詩織理事。中尾さんは「被爆者の話や被爆者運動の資料に触れるための心理的ハードルをどうやったら下げられるのか模索していきたい」などと話した。
被爆者の体験をいかにして次世代に受け継いでいくのかということが今、課題となっている。厚生労働省によると、被爆者健康手帳を持つ人は1980年度末の37万2264人から減り続け、2023年度末で10万6825人(平均年齢は85.58歳)継承には次世代の参加、育成が課題。ノーモアヒバクシャ記憶遺産を継承する会・中尾詩織理事は「(私と)同じ世代の人たちも“原爆”“核廃絶”に関心がないわけではない。どう関わればよいのか分からない人が多いのでは?」と、若者が関わることへのハードルを指摘していた。その一方で中尾さんは、デジタル化でそのハードルを下げたいとしている。インターネット上で資料や手記を公開したり、オンラインで作業できる仕組みを整備したりして、スタッフ参加を広く募っていきたいとしていた。
ノーモアヒバクシャ記憶遺産を継承する会は、ノーベル文学賞作家・大江健三郎さんらが呼びかけ、2011年に発足。日本被団協の活動、被爆者の体験と歩みの記録を収集、継承している。資料数は約1万8000点。東京と埼玉の資料庫に分散して保管。一般公開対応の継承センターの設立を目指している。資料のデジタルアーカイブ化も行っている(今年8月、一部公開開始)。
世界で核についての関心が高まるなか、日本人でも米国人でもなく、アイスランドの監督が被爆者を描いた映画が注目を集めている。来月24日、全国公開される映画「TOUCH/タッチ」(配給:パルコユニバーサル映画)。北欧のアイスランドで暮らす主人公・クリストファーが、人生の終わりを意識したことをきっかけに、50年前、ロンドンで恋に落ち、突然姿を消した日本人女性を捜し出そうというストーリー。劇中、ロンドンにある日本料理店の店主を演じるのは本木雅弘。その娘のミコ役は、モデルで俳優・Koki,が演じている。娘を守るとする一心で、厳しくあたる父親。そこにはこの映画の大きなメッセージの1つ、「被爆者」の葛藤があった。映画「TOUCH/タッチ」は7月に米国などで公開。高い評価を得て、先月には広島国際映画祭で上映された。なぜ被爆者を描いた作品を制作したのか、アイスランド人・バルタザールコルマウクル監督に話を聞いた。
アイスランドの監督が被爆者を描いた映画「TOUCH/タッチ」(配給:パルコユニバーサル映画)。アイスランド人・バルタザールコルマウクル監督に話を聞いた。この作品で伝えたい思いについて、コルマウクル監督は「この作品は一つのメッセージではなく、たくさんのメッセージで織りなされている。一つの大きなメッセージは間違いなく、この世界において戦争犯罪は、二度と起こしてはならないという警告」と話した。コルマウクル監督は今回の映画制作で、初めて広島を訪れた。いま「被爆者」をテーマにした理由について、コルマウクル監督は「今日の世界の指導者たちが核兵器を使う可能性を示唆している中で、今こそこのような戦争犯罪が、人々の人生にどれほど永遠に影響を与えるかというメッセージを、伝えるべき時だと感じた」と語った。2025年は、原爆が世界で初めて投下されてから80年となる。
被爆者を描いたアイスランドの映画「TOUCH/タッチ」が、2025年1月24日(金)に日本でも公開される予定。アイスランド人の主人公・クリストファーが、50年前に恋に落ち、突然姿を消した日本人女性・ミコ(Koki,)を探して旅をする。ミコが「被爆者」であることを告白するシーンもある。コルマウクル監督は「若者が広島、長崎の歴史を十分に認識していないと感じている。広島、長崎について話すことが重要だと感じた。被団協がノーベル平和賞を受賞したことはうれしい。人々の話のきっかけになれば」と話した。日本被団協代表委員・田中煕巳さんは「広島、長崎という街をどう復興するかというだけに自治体は関心を持っていた。政府もそうだった。その間に、占領から開放されて言論が自由になった。自由になった段階で誤った情報が広い範囲で流布してしまった」などコメント。日本被団協事務局次長・和田征子さんは「見捨てられた11年。ビキニの事件でやっと表に出ることが出来た」などコメント。能條さん「原爆の問題を広島・長崎の話にするのではなくて今の日本の話としてとらえたい」などコメント。柳澤さんは「若い人たちの明日の話なんだよということをどう訴えていくのかが問われている」などコメント。
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- Kōki,TOUCH/タッチアイスランドクリストファーノーベル平和賞バルタザール・コルマウクルミコ広島・長崎原爆被爆者援護対策促進協議会広島市(広島)広島県日本原水爆被害者団体協議会第五福竜丸長崎県
おとといの日本記者クラブでの会見で、日本被団協・田中煕巳代表委員は「来年は原爆投下から80年を迎える年。いろんな日本の団体が、被爆者の証言の大運動をやっていこう。それも日本だけじゃなくて、世界に向かってやっていこう」と話した。日本被団協事務局次長・和田征子さんは「私たちがやることは今までと同じように語り続けること。何が起こったかということを皆さんに知っていただきたい。外国で話をしても、初めて聞いたという方が多い。もっと皆さんに伝えていきたい」などコメント。
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