2025年1月22日放送 18:10 - 19:00 NHK総合

首都圏ネットワーク

出演者
船木正人 寺門亜衣子 黒田菜月 江原啓一郎 井澤健太朗 森山みなみ 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像とオープニングの挨拶。

(ニュース)
解説 都議選 注目点は

東京都議会議員選挙の日程がきょう、都の選挙管理委員会で決まり6月13日告示、22日投開票となった。42の選挙区で127の議席を巡って争われる。ことしは都議会議員選挙と参議院選挙が重なる年。前回が2013年で、その12年後、ことしがその年にあたる。過去3回はいずれも都議会議員選挙の直後に参議院選挙が行われており国政選挙のいわば前哨戦として注目されてきた歴史がある。1989年の都議会議員選挙ではこの年から導入された消費税やリクルート事件などが争点になりまして自民党が20議席を減らした。一方で社会党は推薦候補を含めると改選前の3倍に躍進した。直後に行われた参議院選挙では自民党が大敗、社会党は土井たか子委員長のマドンナ旋風で大勝し宇野総理大臣は退陣した。また2013年は前の年に民主党から政権を取り戻した自民党が都議会議員選挙でも大勝。その直後に行われた参議院選挙でも自民党は大勝して参議院のねじれを解消し安倍長期政権へと続いていくことになる。今回、参議院選挙の投開票日はまだ決まっていないがあさって召集される通常国会の会期が延長されなければ公職選挙法の規定などに基づいて7月20日になる見通しとなっている。その直前に行われる都議会議員選挙は国政へ大きな影響を及ぼすと見られるため各党は力を入れて臨む構え。きょう時点での都議会に議席のある政党や政治団体の候補者は既に公認を決めているというところもあればまだのところもあり今後、さらに調整が進めていかれるものと見られる。都議会に議席のない政党なども候補者の擁立に向けた調整を進めるなどとしている。都議会自民党の政治資金パーティーでの収入の不記載問題を受けて政治への信頼をどう回復するかが焦点の1つになると思う。また小池知事が進めてきた第1子の保育料の無償化高校授業料の無償化など子育て支援策などへの都政の評価も焦点になる。こうした小池都政と各党、各会派との距離感も有権者の判断が分かれるポイントになるだろう。

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ことしの花粉 例年の1.2倍

東京都はきょう午後、花粉症の適切な予防や治療を検討する会議を開きことし春に都内で飛散する花粉の量などについてスギの雄花の状況や気象条件などをもとに予測した結果を公表した。それによると今月8日に都内ですでに花粉の飛散開始が確認されていてスギやヒノキの花粉の飛散量は例年の1.2倍程度になる見通し。これは過去10年で3番目に多かった去年と同じ程度だという。また花粉の量が多いと予測された日数は各地の平均で42日程度と過去10年の平均より7日増える見通し。都は早めにマスクや眼鏡、それに目薬などで対策をするほか少しでも花粉症の症状を感じたら適切な治療を受けるよう呼びかけている。

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スギヒノキ新宿区(東京)東京都花粉症
宇都宮 小学校で広島被爆者が講話

去年のノーベル平和賞などで核兵器廃絶に向けた動きに改めて注目が集まる中、ことしの戦後80年にあわせた平和学習の一環として宇都宮市の小学校が広島で被爆した男性を招いた。話をしたのは広島で被爆体験証言者として活動する飯田國彦さん。飯田さんは6年生およそ50人を前に自身が3歳のとき爆心地からおよそ900メートル離れた母親の実家で被爆し母親と姉、祖父母の4人を亡くしたことなどを話した。また写真や絵を交えながら近くの川が遺体であふれかえっていたことなど核兵器のおそろしさを語った。

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ノーベル平和賞宇都宮立雀宮南小学校宇都宮(栃木)
首都圏防災情報 シュトボー
長野市の美容室 “避難先でもい自分らしく”ウィッグ開発

抗がん剤治療などで髪が抜けてしまう人が利用するウイッグは家の中や寝ているときは外すことがほとんどで災害時には装着しづらいとの声がある。そこで避難所などでも使いやすいウイッグを長野市の美容室が開発した。長野市にあるウイッグ専用の美容室を営む美容師の鈴木浩子はウイッグのカットや手入れのほか帽子などの商品開発を行っている。家族のがん治療を経験し抗がん剤の影響で見た目の変化に悩む人たちの力になりたいと6年前、この店を立ち上げた。最近、多くのお客さんからこんな相談を受けた。通常、ウイッグは頭に固定するため専用のネットをかぶった上に装着する。常に頭が締めつけられるうえ留め具が肌に当たりウイッグのまま眠ることは難しいという。そこで開発したのが帽子と髪の毛が一体になった防災ウイッグ。簡単に着けたり外したりでき、柔らかく伸縮性のある帽子は締めつけずストレスなく眠ることができる。防災ウイッグのヒントは自身の経験だった。令和元年の台風19号の際、自宅前の水路が増水し避難所で不安な夜を過ごしたことをもとに考案した。長い避難生活でも衛生的に使えるよう髪と帽子は取り外して洗えるようにしたほか防災バッグに入れても型崩れしない作りにした。防災ウイッグは店の工房で作られている。手がけるのはみずからも抗がん剤治療を受けながら働くスタッフたち。その1人、小林英美がウイッグを作る際、当事者として特に大切にしたのは見た目の自然さ。より自然な髪に見えるよう前髪の長さや髪の量などを細かく調整している。この日、出来上がった商品をお客さんが受け取りに来た。安心を届ける防災ウイッグ。鈴木は被災しても自分らしくいたいと願う人たちの役に立ちたいと考えている。美容室では男性用のウイッグの開発にも取り組む予定だという。

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がんスマイルハート長野市(長野)
(気象情報)
気象情報

関東の気象情報を伝えた。

NHK×NAMBU LINE
#わたしのいちオシ

視聴者から送られた南武線の列車の写真を紹介。

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南武線
中継 2030年実用化目指す “CO2ゼロ”次世代電車

南武線ウィーク3日目、きょうのテーマはずばり電車。武蔵中原駅と武蔵新城駅の間にある南武線の車両基地からNHKきっての電車通、後藤記者が中継。この一角に日本でここにしかない次世代車両が今、留め置かれている。水素で発電しながら走る国内初の電車「HYBARI」。走行中は二酸化炭素を出さない試験車両。JR東日本が自動車メーカーや電機メーカーと連携して開発したこの電車だが、2030年度の実用化を目指している。この列車には普通の電車なら付いている電線から電気を取るパンタグラフが付いていない。そのかわりに動力源となるのがこの上に付いているタンク、この中にある水素なのだ。燃料電池に水素を取り込んで空気中の酸素と反応させて発電する。このとき排出されるのが二酸化炭素ではなく水。おととしの春から南武線の一部区間や鶴見線で乗客を乗せない形で試験運行してきた。時速はおよそ100キロまで出すことができる。7年前のこの事業の構想立ち上げ段階から開発に関わっているJR東日本の村山健はこの列車の課題について「長い航続距離を実現することや水素のコストが高いために水素供給を受けるためのサプライチェーン、こちらをどのように確保するかこのような課題のほうが、これを少しずつクリアして実用化目指す」と話していた。車内は普通の電車と同じようだが、カーテンがあり、自然をイメージした山と川をクッションのデザインにあしらっている。車両の奥のモニターには水素タンクから水素、燃料電池、送られて発電する様子が表示されている。村山は「当社としてはお客様にご乗車いただく営業運転の開始、こちらのほう、2030年というところで目指していきたいと考えている。また二酸化炭素を出さないクリーンエネルギーである水素の可能性を引き出しながら地球に優しい社会を実現していきたいと考えている」とコメントした。

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HYBARI南武線日本放送協会東日本旅客鉄道武蔵中原駅武蔵新城駅水素鎌倉車両センター中原支所鶴見線
南武線 歴史さんぽ

南武線の歴史を後藤記者が探った。出発は南武線の原点とも言える川崎市の宿河原駅から。案内してもらうのは川崎の歴史を研究している川崎市市民ミュージアムの鈴木勇一郎学芸員。駅から程近い道に不自然なカーブが、実はここ、線路の跡なのだ。南武線の誕生に深く関わっているという線路跡をたどっていくと。その先に広がっていたのは多摩川の河川敷だった。南武線の前身の私鉄、南武鉄道が路線を開業させたのは昭和2年。関東大震災から4年後の当時、多摩川では復興需要で砂利採取が過熱してた。砂利は鉄筋コンクリートや道路舗装などに使われこの砂利を運ぼうと鉄道が作られた。さらに開業から10年後には日中戦争が勃発。戦中は軍需を中心に、そして戦後も沿線には次々と工場ができた。工業の発展とともに沿線では働く人のための宅地開発も進んだ。宅地開発の歴史をたどろうと次に降りたのは津田山駅。駅前には住宅街が広がっている。駅から小高い山を歩いて10分ほど。津田興二とは後に東急電鉄となった玉川電鉄の社長。津田山駅の名前の由来にもなった人物。実はこの地域では南武線の駅ができる前から近くを走る今の東急が沿線開発を進めていた。このため駅前の山は社長の名前から津田山と呼ばれていた。そして最後にやって来たのが武蔵小杉駅。タワーマンションや商業施設が建ち並ぶ人気のエリアだ。ここもかつては工場が集まる地域だったがバブル崩壊後、工場が移転や撤退した跡地にマンションなどが次々とでき、今の姿となった。駅前の歩道の脇に僅かに残る面影を見つけることができる。砂利採取から始まり工業化、そして住宅地、商業地として栄えてきた南武線はまもなく開業100年を迎える。

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中原区(神奈川)南武線南武鉄道国土地理院 ホームページ多摩区(神奈川)多摩川宿河原駅川崎市市民ミュージアム川崎駅東京機械製作所東急電鉄武蔵小杉駅津田山駅津田興二玉川電気鉄道高津区(神奈川)
わがまちスター 密着 南武線乗務員 日常を支えるプロ

JR南武線を支えるプロたちを紹介。南武線では運転士150人と車掌120人が働いている。運転士の佐藤貴一が案内してくれたのは乗務員の休養室。午前3時に起床する日もある乗務員。絶対に起きられる起床装置がある。このマットの下、黄色いシート。タイマーをセットすると空気で膨らんだ。起きないとこうしてどんどん膨らんでいくという。乗務前にはアルコールの検査。日々の自己管理も徹底しなければいけない。分刻みのダイヤを守るため時計を正確に合わせるのも日課だ。運転士は電波などの影響を受けないアナログ時計を使用する。この日は通常の業務に加えてある訓練も行った。3月から首都圏のJRの主要路線で初めてワンマン運転を導入する。その実車での訓練だ。これまで車掌はドアの開閉、ホームの安全確認、発車メロディーのボタンの操作などを行ってきたが、それらを運転士が1人で行わなければならない。ホームに到着するとタッチパネルでドアを開ける。お客さんの乗り降りは新たに設置したモニターでチェックし安全を確認したら乗降案内ボタンで発車メロディーを鳴らす。さらに不測の事態を想定した訓練はワンマン運転用に改修したシミュレーターで行う。例えば駆け込み乗車のケースでは運転士がドアを閉めた瞬間、お客さんが駆け込んできた。すぐさま再開閉ボタンを押して対応する。JR東日本では人手不足に対応するため今後、主要路線でもワンマン運転を導入する予定。

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南武線山手線東日本旅客鉄道

限られた人員を創造的な仕事へとシフトさせる動きも進んでいる。車掌の藤川実亜は社会人になってから独学でデザインを勉強し、オリジナルのキャラクターを作った。この日は新たなグッズ開発の会議。月に4日ほど、こうした企画業務を行っている。これからも得意のデザインを生かして沿線に活力を与えていきたいと考えている。藤川がデザインしたキャラクターは沿線の動物園のレッサーパンダがモデルになっているという。キャラクターを知って動物園に行きたくなるような仕掛けにもなる。南武線ではこうして乗務員が企画するイベントが増えていて、ドア開閉ボタンや発車ベルを押せる車掌業務体験イベントなど地域とのつながりを深めたいと考えているという。

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レッサーパンダ南武線
中継 東京消防庁 立川防災館 楽しみながら防災学習

南武線のJR立川駅から車で10分ほどのところにある立川防災館から中継。立川は防災関連の施設が多くあり「立川防災館」は東京消防庁の教育施設になる。さまざまな体験や体を使って地震や火事など災害について学ぶことができる場所だ。例えば地震の揺れなどもこのように体感することができる。地域の消防少年団は小学生から高校生まで63人が所属しているという。まず大きな声で知らせることが大切。そして消火はしっかりと火元に向かってかける。消防団のメンバーは「いざというときのために楽しく学ぶことができるのでとてもよいと思う」とコメントとした。栗原健館長は「この施設は楽しみながら災害時に役に立つ動きを身につけてもらうことを目標とする。空気が乾燥して火災の多い時期であるので皆さん、ぜひ立川防災館に防災体験しに来てほしい」とコメントした。

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南武線沿線特集 あと2日!!

あすは日本の高度経済成長を支えた京浜工業地帯の今について伝える。そして、しゅと犬くんは工場夜景を見にお出かけをする。

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京浜工業地帯南武線
(ニュース)
パイロット 西崎キクの展示会

90年前、日本人女性として初めて海外飛行を成功させたパイロット、西崎キクの展示会がふるさとの埼玉県上里町で開かれている。羽田から中国東北部までの飛行の際に乗ったプロペラ機、白菊号の模型などが展示されている。地元の人たちが作った紙芝居も上演された。展示会は今月30日まで開かれている。

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(気象情報)
気象情報

茨城・神栖の映像を交えて関東の気象情報を伝えた。

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神栖(茨城)

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