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日本の国民食ラーメン。全国の人気店には日本人のみならず外国人客も殺到。人気店の中華そばとみ田・琴平荘・石田一龍の店主たちは昔元ヤンキー。元ヤンキーが作る旨いラーメンをマツコが喰らう。反逆者たちはいかにして人気ラーメン店の店主に?”旨い”を追い求めた真実とは?
ヤンキーラーメンの世界。この世界を教えてくれるのは日本全国4500店舗以上のラーメン店を食べ歩きしているYouTuberのSUSURU、全国のヤンキーラーメン店の店主5人。富田さんは茨城県の元ヤンキー、桐谷さんは福岡で元暴走族だったなどと話す。まだまだいる全国のヤンキー店を紹介。「中華そば麺や 六助」の六郷さんは”相模スペクター”の総長、「王道家」の清水さんは”地元では知らない人がいないワル”だったとのこと。
究極の豚骨ラーメンから超進化系までの九州ヤンキーラーメン。”北九州から世界へ、滑らか系ヤンキーラーメン”のお店は石田一龍。店主の新森さんは北九州ラーメン王座選手権で殿堂入り。店舗には連日大行列。人気メニューは「濃厚ラーメン」。豚骨を約16時間炊き込んだスープを冷やしゼラチン状にして再度温め直すことで味が引き締まる。新森さんは昔”ヤンチャ”していたと話す。ラーメン屋をやっていた父親に「何もしないなら手伝え」と言われ軽い気持ちでラーメン屋を始めた。ある時客に「こんなマズイもん初めて食った」と言われヤンキー魂に火をつけた。お店に寝泊まりしながら1から全部研究、1日500杯以上売る人気店になった。現在は北九州を中心に12店舗、さらに台湾出店で世界進出を果たす。
古き良きが香る、王道博多豚骨のヤンキーラーメン。豚骨ラーメン激戦区の福岡市に行列ラーメン店「麺屋たいそん」がある。名前の由来は店主の松尾さんがマイク・タイソンに似てる所からつけたとのこと。「豚トロ入り濃厚豚骨」のスープは豚骨を3種類、豚の腹脂を20時間以上炊き込んでいる。松尾さんの小学校の思い出は”タイマン”と話した。ヤンチャを卒業し「博多新風」で5年間修行し独立。人気ラーメン店へとのし上がった。
鹿児島県鹿児島市の「ラーメン戦國屋」を紹介。豚骨スープに自家製バジルを使った「ジェノバ豚骨ラーメン」を生み出した。作った穂園さんは鹿児島最後の暴走族だった。16歳でラーメン屋のバイトに入ったが、集会でサボろうとしたこともあり、当時の店主が集会に乗り込んで連れ帰ったという。穂園さんは23歳で「ラーメン戦國屋」をオープン。3人の子供もいる。マツコさんは「バジルとの出会いがない」と突っ込んだ。
スタジオでマツコさんが「石田一龍本店」の「濃厚ラーメン」を試食した。徹底的に下処理をしているという。マツコさんは「匂いが気にならない、嫌なとろみもない」と話した。「取り切り」という、その日の営業分だけを毎回仕込む方法をとっているという。
山形県鶴岡市にある「琴平荘」を紹介。11時開店にも関わらず、7時には行列ができていた。食べログのラーメン百名店の常連で開店と同時に満席となった。動物系と魚介系のだしを使ったWスープに自家製の麺を合わせている。手掛けているのは掛神淳さん、昔はツッパリだったという。大学進学で上京したが中退し、実家の旅館「琴平荘」を引き継いだ。ラーメンは旅館の閑散期対策として始め評判となった。現在旅館は廃業し、毎年10月~5月末までの期間限定のラーメン店となっている。
山形県新庄市にある「新旬屋」を紹介。創業以来、多くのラーメン賞を獲得、2024年には山形県民が選ぶラーメン店醤油部門1位となった。人気は「金の鶏中華」。鶏だけを煮込んだスープに親鶏のチャーシューやきんかんという殻ができる前の卵などをトッピングしている。手掛ける半田さんは保育園からやんちゃだったという。東北に6店舗展開している。
秋田県秋田市にある創業44年の「天下一番」を紹介。三代目の店主・後藤さんはレディースの初代総長だったという。「スタミナラーメン」は豚ひき肉に特製旨辛タレを絡め、スープ、ニラ、自家製味噌などを合わせる。スタジオで試食したマツコは「美味い、メシが欲しいやつ」と話した。
後藤さんはレディースのアイドルユニット「鬼風刃」としても活動していた。デビューシングルは「風の行方」。「おはよう!ナイスデイ」「トゥナイト」などにも出演したという。その後、「天下一番」を引き継ぎ、29歳で結婚。息子さんは大学に行くため関東に行ったがラッパーになって帰ってきたという。
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千葉県松戸市にある「中華蕎麦とみ田」を紹介。ラーメン業界最高権威「TRYラーメン大賞」4連覇の殿堂入り。看板メニューは「つけ麺 濃厚豚骨魚介」。スープは専用の機械で20時間以上煮込んでいる。麺は中力粉をメインにした味の強い極太麺を使用。マツコさんは先に麺のみで食べ「コレでいい気がする」、つけ麺として食べ「デブでも怖いくらい濃い」とコメントした。富田さんは過去、黒髪リーゼントで、笠間市はヤンキーしかいなかったと話した。東池袋大勝軒のラーメンを食べたことがきっかけでラーメン屋を志したという。28歳で「中華蕎麦 とみ田」をオープンした。
全国の人気ラーメン店の店主はなぜ元ヤンキーだらけなのか。関東ブロック最後は番外編として「横浜家系に反逆!燻製醤油ヤンキーラーメン」を紹介。横浜市南区にある流星軒は8年連続 食べログ ラーメン百名店を獲得。店の至るところに星マークがある。店主は矢沢永吉を神と崇め、高校卒業後横浜でバンド活動を行った。その後、キッチンジローで10年間正社員生活を行い、そんな中、運命的言葉を耳にした。1997年、テレビ東京の音楽番組[TOWER COUNTDOWN」で最近のマイブームを聞かれた矢沢永吉は「ヴェルサーチ・デイライト・ラーメン」と回答。ラーメン好きを知り、ラーメン屋になれば食べにきてくれるかもしれないと思ったという。流星軒の看板メニューは燻製醤油ラーメン。燻製醤油は軽井沢いぶるのもので杉樽で1年熟成させたものだという。マツコが試食し、何味がベースなのかはっきりしないが、バランスが取れているという。店に矢沢永吉は来たことはないという。
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出汁や素材にこだわり食べ方の概念を変えた関西ヤンキーラーメンとして福島壱麺を紹介。福島壱麺は食べログ ラーメン 百名店に6年連続選出されている。店主の入江は身長が小さかったのでなめられないように喧嘩っ早かったという。ジャブが早いということでかまいたちというあだ名がついたという。入江さんがつくるラーメンは繊細。スープはあさりのエキスを使った塩ダレに愛媛の鯛のアラを100匹以上使って作ったスープをあわせるという。ミキサーで泡だてポタージュ風にするという。低温調理した豚ロースや彩り豊かなトッピングを乗せブラックペッパーを散らして完成。
横浜家系の新ジャンルとして関西家系ヤンキーラーメンを紹介。横浜家系を奈良県に持ち込んだのが我道家の新井悠介。我道家は千葉県柏市の王道家の直系店。一番人気はラーメン。毎日400キロ以上の豚骨を使い、濃厚な豚骨スープが特徴。関西の出汁文化に合わせ醤油の量を控えめにし、横浜家系と比べ若干まろやかな味わいとなっているという。チャーシューは吊るし焼きで店内で焼いているという。新井は人に迷惑をかけてきたような人生だったと話す。THE OUTSIDERにも出場したことがあるという。清水社長のYou Tubeを見て、かっこいいと思いラーメンの道へ。半年の修行を経て、直営店をオープン。
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